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婚活したらすごかった

婚活したらすごかった

婚活したらすごかった (新潮新書) 石神 賢介 (著)

突然、結婚したくなった四十代バツイチの著者が婚活で遭遇したのは、想定外の個性あふれる面々だった。初対面でホテルに誘うCA、情が深過ぎる銀座ホステス、八歳もサバを読むアナウンサー、詐欺スレスレの輩、やたらとムサい男たち…。現実はものすごいことになっていたのだ。ネット婚活、お見合いパーティー、結婚相談所、海外婚活の現状を体当たりで取材した前代未聞、抱腹絶倒ルポ。超実用的婚活マニュアル付き。

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結婚相談所で結婚カウンセラーとして働きたいという人がいて
「そっか~、そんな仕事もあるんだ」と思っていましたface08

本屋でこれを見つけた時に、帯を見て笑ってしまい手にとっていました
婚活って、私からしたら「健康な人のもの」ってイメージがありますicon_maro07
相手を条件で選ぶ地点で、私の場合は「どうだろう?」って思います
でも、恋愛感情が芽生えてから「がん体験者です」と言ったら『嘘つき』になったりするのかな?

本の中で、年齢詐称した女性がばれて相手の男性から食事代15000円を請求された話がありました
そんなの「授業料」って思って払っておけばいいのに・・・と思ったけど
騙された自分を認めたくないから、相手のせいにしているんだろうな・・・と思った
結局は、相手の嘘を見抜けなかっただけだろうに。。。icon_maro

本の中で、自分の価値観が決まってきている年齢
20代より30代。30代より40代になっていくと、段々と自分の価値観を変更することができなくなって、相手の良さよりも条件で選ぶようになっていく。そうです
特に『バブル』を経験した女性は、相手に高いものを要求したり食事は奢ってもらうのが当たり前だったりと今の世情とは違った価値観を持っているそうです
そっか~~バブルってそういうところあったな。って思った
「バブルと寝た女たち」という本があったけど、それに似たものがあるなって思った

自分の価値観が壊れてしまうような出来事を経験した私も、その前はそうだったかな?と思ったけど・・・
確かに「理想」という名前で、他人から見ればただの「見栄っ張り」な人はいるなって思った

自分で払えるはずもないような洋服や持ち物を平気で男性に買ってもらう人。
自分の年齢は、相手次第だから自分からは絶対に年齢を言わない人。
年収1000万円以上でないと結婚は無理と言った人。

これらは、私が話をした人たちです
ほとんどが、45才以上で独身です

厳しい言い方をすれば「もう40過ぎてるのに・・・」と思うけれど「40過ぎて、適当な相手と結婚したらここまで待ったのに」と怒られたこともあります

婚活という場面では、医師や弁護士などの人気職業以外の男性は、明らかに女性から選ばれる側です
そして、今では働いている女性の年収は男性とあまりかわらないので
明らかに年収が低い、派遣社員やアルバイトなどの女性には、定職についている男性が好まれるそうです
ここでも女性は、安定した相手を選んでいるんでしょうね

ただ、少し納得したのが婚活に使われている写真は、男性は実物とほぼ同じだったけれど、女性は明らかに「綺麗に撮れている」そうです
連絡をして会った時に「この人かしら?」と疑問に思うくらいに写真のほうが綺麗だったそうです
それに比べて男性は「もうちょっと小綺麗にしたらいいのに・・・」というようなものだったそうです
髪の毛もぼさぼさで、髭まで生えていて・・・
だから今まで女性にもてなかったんだろうね。。。とわかるような写真だったそうです

筆者は男性なのですが、女性の友人と一緒に婚活をしたそうです
女性は男性のプロフィールしか見れないので、他の人がどういったアピールをしているかわからないし
お互いにアドバイスをしながら婚活に望んだそうです

女性が好む男性像。男性が望む男性像。を知るためには、相手の心を知っている同性に聞くのが一番。という事でしょうか

ただ、婚活と聞くとお見合いと同じように「結婚に支障のない身体」だったり「子どもができる」ことが大前提な気がします
テレビで芸能人が結婚すると、レポーターの人が当たり前のように「お子さんは?」と聞いているのと同じで一般の人には「結婚」=「子ども」なのだと思います
ここで「子どもはできません」と答える人などいないし、もしかして子どもができないかもしれない?なんて考えているような芸能レポーターも一般人もいないということです
むしろ「できちゃった婚」とか「授かり婚」なんて名前があるように、できて当たり前。なんでしょうね

婚活にはネットや結婚相談所にお見合いパーティなどがあります

そういや私も若い頃に友人とからかい半分で出かけました
まだ、30歳前の私たちはそこそこモテてましたが、結局は誰もそこで出会った人とは結婚しませんでした
何となく雰囲気の似た人が多かったような気がします

その時に私とカップルになった人のうち、一番男前だった人が1度電話をくれて、その時にお互い映画が好きと言ったのですが、私が「洋画が好き」というと、相手が「僕は邦画が好きなので合わないですね」と断られました
友人と「はあ~~?」って言って「そんなの邦画でもジャンルがあるやんな。そこで断る??」っていう話をしました
私もその1件があってから、なんかアホらしくなってお見合いパーティーには行かなくなったのですが
偶然、その後で何日かしてからパーティで出会った人で、その男前以外の人を駅で見た事がありました
パーティの時には、明らかに前出の人よりは条件的にも劣ってましたが、仕事帰りに同僚らしき人と歩いている彼は、どこから見ても人のいい笑顔で話していました
それを見て「あの人、こんな風に笑える人なんだ」と思ったら、少し嬉しかった
そんなに男前でもなかったけど、嫌な人ではなさそうだったなって・・・

お見合いパーティーという限られた時間で相手を知るのはとても難しいと思います
今の結婚紹介所は、成婚した報奨金がでる会社以外は新規客を獲得して場合に歩合で払われることが多く必然的に「入会させること」に重点がおかれていて「結婚すること」は、本人の熱意次第ということも・・・

また、高額な結婚相談所に登録して紹介されないというのは、勿体ないし、自営業など仕事の関係で女性から選ばれにくい職種もあるという事でした

婚活で何度も断られた人が追い詰められてしまい婚活後のカウンセラーを受ける人もいるそうですicon11

本の中のタイトルで面白かったもの:

気がつけば彼女は四つん這いだった
男は「癒し系」「甘えん坊」「ナイスバディ」を好む
写真掲載のない会員に意外な「掘り出し物」も
銀座のホステスとつきあったが…
欲望むき出し系と極端な奥手の二極分化
婚活パーティーはふつうの恋愛の訓練になる
三百円を割り勘した男
出会いとは「仮免」である

婚活も様は人間関係スキルだと思います
また、当然ですが自分では思っていなくても相手が嘘だと思うような事は好まれないということでした
できるだけ相手に対して誠実に・・・など「うん、うん」って納得できる話も沢山ありました

男が求める、容姿に恵まれてしかも従順な女性など、世の中には存在しない。
女が求める、年収が多くて優しくて浮気をしない男性など、世の中には存在しない。


本の最後に書いていて「ほんなにな・・・」と思いました。。。
芸能人で「結婚したい女の人No.1」に選らばれた女優さんって結構、離婚しているような気がします
男性が選ぶ「結婚したい」とか「癒し系」なんてのは、あんまり信憑性がないってことなのかな

「婚活なんて興味がない」という人でも、ちょっと違う世界だと思って覗いてみてくださいface02

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    2012年01月02日 Posted byすもも at 00:00 │Comments(0)読んだ本・・・その他

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