たまりば

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泣きたい私。泣けない私。

泣きたい私。泣けない私。

先週、少し悲しい出来事があったけれど、その時に泣けない自分がいました

退院後、少しの事でも思い出して泣くようになりました
でも、それは「生きたいと願って生きれなかった人たち」だったり「大切な人」だったりします

自分の事で泣いたのは、2度目の入院の時にあまりにも治療がつらかった時に外泊届けをどうするかでもめた時でした。それまでずっと耐えていた自分の感情が抑えきれなくて、電話BOXの中で号泣していた
それまでも照射で起きる副作用が予想はしていたけれど、やっぱり自分にもこの日がきたんだなって思って「なんでこんな思いをしなきゃいけないのだろう・・・」って悔しくて涙がでた

そして、突然の下痢でトイレに間に合わなくって「私の身体、どうしちゃったんだろう・・・」と思った時にこっそりとシャワー室の中で泣いていた
それでも、病室の中では泣かなかった。泣くものかって思っていた
笑いながら同室の人に「シャワー室でおもらししちゃった」って言っていました

だから、悔しさや惨めさや辛さというのではない本当の意味で最後に自分の為に泣いたのは手術日の朝だった気がします

自分の身体を大切にしてあげれなかったこと
そんな自分でも結婚したいと言ってくれた彼に申し訳ないという気持ち
自分を生んでくれた両親への気持ち。そんなものがグルグル回っていた
「ごめんね」「ごめんね」って思いながら、空を見ていた

そんな自分は『泣けない私』になってしまった・・・

自分を拒否された時に「なんで私、今、泣けないんだろう」って
切ない気持ちがあっても自分のために泣くことすらできないなんてって思った

どこかで自分の感情を抑えることばかり考えていたのかな?って思った
本当に必要な時にくらいは、泣いてみたいなって思った
頭が痛くなって、吐き気がするくらいに泣いてみたいって思った

でも・・・きっと泣かれても困るよね・・・

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    2012年04月03日 Posted byすもも at 00:00 │Comments(0)がんとこころ

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