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リプロダクティブヘルスライツ

日曜日の夜に、とっても嬉しい人からメールを頂きました

広汎全摘手術後の導尿があるということで、私が入院中に使っていた記録シートを送ったのが縁でした
彼は、性同一性障害で子宮と卵巣を手術で取りました
私と同じ手術を受けるんだ。と思いました

私のように「失くしたくない」と思いながら取らなくてはいけない人もいるし、彼のように自分らしく生きるために取る人がいるんだと知りました

私のメールには色々な人が送ってきてくれます
1回きりで自分のつらさだけを書いてそのまんまって人もいます

そんな中で、メールがこなくなってからも「どうしているのかな?」って気になっていた人でした

そんな彼が教えてくれたのが『リプロダクティブヘルスライツ』という言葉です

「性と生殖に関する健康と権利」と訳され、女性が生涯にわたって身体的、精神的、社会的に良好な状態であることを指しています。このリプロダクティブ・ヘルスを享受する権利をリプロダクティブ・ライツといいます。

1994年にカイロで開かれた国際人口開発会議において、

(1)女性自らが妊孕性(にんようせい;妊娠する能力)を調節できること
(2)すべての女性において安全な妊娠と出産が享受できること
(3)すべての新生児が健全な小児期を享受できること
(4)性感染症の恐れなしに性的関係が持てること

の4つを基本とした「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」の概念が提唱されました。
性と生殖に関する健康、生命の安全を女性のライフサイクルを通して、
権利として捉えようという概念です。

「私のからだは私のもの」「産む・産まないは女性の自己決定」ということばは、
当事者である女性自らが自己決定することを表しています。
この権利の獲得は、安心して産める社会・産みたい社会を作るためのものです。

全文はこちらから:http://danjo.city.kashiwa.lg.jp/gakushuu/gender_terms/terms/reproh-r.htm

「がん体験者」になって3年目が来る私は、もう子どもは産めないしお腹に大きな傷跡があるし、挿入もできないかもしれけど、それでもいいじゃないのかなって思うようになりました。そして、好きな人に抱きしめて欲しいとか、触れて欲しいという気持ちは普通の感情じゃないのかな?って思い始めました。
人の温かさって、それだけで癒されるものだと思うし・・・

障害があろうとなかろうと人が生を受けている限り幸せになるために生きていかなきゃって思う
そして、その中には当然だけど性生活も含まれるんだと思います

年齢や病気を言い訳にしないで生きていきたいって思う私でした

でもまあ現実はとっても難しいですけどね・・・face09

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    2012年06月05日 Posted byすもも at 00:00 │Comments(0)がんとこころ

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