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ドキュメント 自殺

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プロローグ 「事実」から「真実」、そして「処方箋」へ
第1章
「自殺の最前線」ではいま何が起きているのか(十年で「中核市一市分の人口」が自殺で消えていく衝撃 わずか四十五分の騒動で忘れ去られた「首吊り死体」 ほか)

第2章
「いのちの電話」の現場から見えてきた真実(静謐と緊迫と―「心の救急救命センター」を支配する空気 電話がつながらない―「自殺志向者五万人」は氷山の一角 ほか)

第3章
自殺者の行動と言葉から浮かび上がる「心の闇」(「社会の絆が疎であればあるほど自殺率は上昇する」という真実 母子心中―「児童虐待」と「第一級殺人」に問われた母親 ほか)

第4章
「自殺を企図する心理」と「踏みとどまる心理」(ついに発見された「自殺の背後に鬱病(鬱状態)あり」の大真理 自殺者のほぼ一〇〇%が「精神疾患」に陥っていたという衝撃 ほか)

第5章
自分や家庭や周囲の「自殺」にどう向き合うか(自殺の危険因子(1)―自殺未遂は高確率で繰り返される
自殺の危険因子(2)―五十歳代を襲う魔の「コホート効果」 ほか)エピローグ 「精神疾患」のタブーから目をそらすな

[要旨]
最新の自殺現場で起きている知られざる実態から処方箋まで日本いのちの電話連盟と精神科医・渕野耕三先生の全面協力を得て今、あきらかになる書き下ろしドキュメント。

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図書館でこの本を見つけた時に「ええ?」と思ったのが表紙に書かれている『年間の自殺者・3万人の時代とは、たった1年で1つの都市の全ての住民が消えることだ。』という言葉でした

確かに3万人ってすごい人数だと思います

本の中で自殺する原因として自殺する人のほとんどが亡くなる前に「うつ病」もしくは「うつ症状」になっているそうです。「自殺の背後に鬱病(鬱症状)あり」だそうです

「がん患者」もしくは「がん体験者」と自殺って違うんじゃない?って思う人もいるかも知れません
イメージとして「せっかく治療して生きられたんだから、自殺反対論者なんでしょ」って

でも、果たしてそうなのかな?って思う

告知された時に、色んな事を考えました。当然だけれど「もう、子どもは産めないんだ」ということに「いつまで生きられるんだろう」とか。その時にふと感じたのは「これで15年付き合った彼との関係も決着がつくのかな?」というのと「親との関係も良くなるのかな?」という事でした

結果として、彼とも親とも決着がついたけれど、どちらも私が望んでいた結果ではありませんでした

あ~~あ、と思った

いつも何かある時にはプラスをイメージする私と、最悪な事を告げる親。
ただ、それにも慣れっこになってしまった私としては「今までだって、何1つ自分の願いを叶えてくれなかった親が、たとえがんになったからといって末期でもない限り変わる訳ないわな」って思った

時間の限りがある「末期がん」と、後遺症を抱えながらの「がん患者」とは違う気がします

命を助けてもらっているのに、自殺なんて主治医が聞いたら怒られそうだけれど、私は自殺する人の気持ちってわからなくはないなって思います

私のように自分が世帯主の場合、結婚もしていなければ子どももいないし、貯金も前の治療で使ってしまったような状態で仕事ができなくなったらどうしようって思います

がんは治療によっては高額なものもあるし、継続的に高額な薬を服用しなくてはいけないような場合は、薬代が払えずに亡くなってしまう「静かなる自殺」といわれるものもあります。

がんはお金がかかります。

どんなに高額医療費控除があるといっても、やっぱり治療をしながら払うって限度があります
それに、元気でないと働いて払うのって大変です

以前、奥さんをがんで亡くした方から聞いた話ですが、奥さんと同室の若いお母さんが末期がんの告知を受けたそうです。彼女は、離婚して幼い子ども2人を抱えて働いていたそうです
彼女は医師に「ここで寝ていても、お金がかかるだけだしそれなら子どもの側にいたいし、やりたいことがあるから」と言って退院して行ったそうです

その後、彼女がどうなったのかはわかりません

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がん患者、もう1つの闘い。お金が続かなければ……
患者さんにとっては、命綱の薬。だけど、服用を中止する患者さんが続出
高額な治療費が招く“静かな自殺”にストップを!!
がんサポート:http://www.gsic.jp/for/fr_02/sam/01.html

WHOによる自殺予防の手引き:http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/link/tebiki.html

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    2012年10月30日 Posted byすもも at 00:00 │Comments(0)読んだ本・・・その他

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