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病気の真実を知ることの意味~告知~

病気の真実を知ることの意味-インフォームド・コンセントとは-

真実を知っていることはいかに大切か
1:自分の病気の正確な情報を得ることで、いたずらな不安を抱かずに済む
2:医者や家族に疑念を抱くことがなく、心底信じることができる
3:隠し事がないので、何事を率直に聞きやすいし、答えやすい
4:精神的につらい時期に、医師、看護師、家族の精神的援助を得やすい
5:医師と診断から終末期までトータルなつきあいができる
6:事実を知らされないまま不本意な治療をうけることがきる
7:自分の人生観、死生観、価値観に基づいて治療法の選択ができる(無治療の洗濯も含めて)
8:病院や医師を選ぶことができる
9:治療後の人生設計を行える
10:病気や治療をよく理解していることで、治療に伴う一時的な苦痛を耐え抜くことができる
11:再発した場合も、何も知らなかった場合より衝撃が少ない
12:病気を契機に、生死の問題を考え直すことができる。「いかに生きるか」
13:病気を完治する希望がなくなった時点でも、生きる希望をもつことができる
14:突然「がん」という病名だけ知ってしまうという「最悪の事態」の心配がない。
このきわめて危険な事態がいつおこるかわからないのが告知を受けていない患者さんを取り巻く現状である。→治療法や薬からカルテや診断書から聞こえてしまった聞いてはいけない話、家族がつらくなって話してしまう・・・

がん告知というと、とても大変なことだと思いますがふと自分の事を冷静に考えてみると、そうすぐに「死ぬ」と考えてなかった気がします

一番最初は(町の産婦人科で検査をして大学病院を紹介してもらいました)、むしろ告知された後で「この後、皮膚科に行きます」と先生に言って「何言っているの、今からすぐに紹介状をかくからK大学病院に行って」と言われました。その先生は、とっても優しくてわざわざ病院からバス停まで教えてくれました。そこまで、驚いてはいないんだけどな~と思ったのを覚えています

自分の「死」について考えたのは、もう少し後だったと思います
それよりは検査の結果がでるのがあまりにも長くて、その事が精神的負担が大きかったです

今の私が言えるのは、人はそんなに弱くはない。ということです

どんな病気であっても、向き合える強さを持っているものだと思っています
むしろ、嘘をついたら家族も負担になるし、相手の嘘がわかっている患者もつらいと思います。そして、それが偶然、本当に最悪な事態だと知ってしまったらもっとつらいと思う。それは「優しい嘘」だとわかっていてもだと思います

告知の内容よりも、告知の方法。が大切なのだと思う私でした

「何を伝えるか」ではなく「どう伝えるか」なんじゃないのかな。。。


第4回 市民公開講演会「がんについて」
病気の真実を知ることの意味-インフォームド・コンセントとは-
http://www.ncc.go.jp/jp/ncch/division/lecture/19971025.html

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    2013年03月11日 Posted byすもも at 00:00 │Comments(0)がんとこころ

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