A・ジョリーさん、乳がん予防措置で乳腺切除
A・ジョリーさん、乳がん予防措置で乳腺切除
ジョリーさんは、米紙ニューヨーク・タイムズに寄稿した記事のなかで、乳がんや卵巣がんリスクを高める恐れのある病的変異のある遺伝子が見つかっため、乳腺を削除することを決めたことを明かしている。
医師の診断でジョリーさんはBRCA1として知られるがん抑制遺伝子に変異があり、乳がんリスクが87%、卵巣がんリスクが50%にもなることが分かった。
ジョリーさんは「現実を知ってすぐに、出来る限り(がん)リスクを最小とするために行動すると決めた」と話しており、最初に乳腺切除手術を受けた理由については、乳がんリスクの方が高かったことと、卵巣がんの予防手術がより複雑なものだったためとしている。
3か月におよんだ医療措置は前月27日にすべて完了し、ジョリーさんの乳がんリスクは5%にまで低減した。
ジョリーさんは夫のブラッド・ピット(Brad Pitt)さんとともに米映画界を代表する俳優の1人。2人の間には、実子3人と養子3人がいるが、子供たちには「あなたたちは乳がんで母親を失うことはないから安心するように」と言うことができると述べた。ジョリーさんの母親は、がんのために56歳で死去している。
【翻訳編集】 AFPBB News
A・ジョリーさん、乳腺切除を告白 乳がん予防措置で:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130514-00000037-jij_afp-ent
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遺伝性乳がん・卵巣がん症候群(HBOC)とは?
乳がんや卵巣がんの遺伝要因としてBRCA1遺伝子とBRCA2遺伝子が知られています。BRCA1遺伝子もしくはBRCA2遺伝子に生まれながら病的変異を持つと分かったとき― つまり、乳がんや卵巣がんの発症の原因として遺伝要因が明らかになったとき、「遺伝性乳がん・卵巣がん症候群(HBOC:Hereditary Breast and Ovarian Cancer)」と診断されます。BRCA1/2遺伝子の病的変異は、ご家族(血縁者)で共有されることがあるため、ご家族(血縁者)の複数が、乳がんや卵巣がんを発症することがあります。遺伝性乳がん・卵巣がん症候群(HBOC)では、遺伝要因が関係していない一般的な乳がんや卵巣がんと比較して、次のような特徴が見られることがあります。
(1)若い年齢で乳がんを発症する
(2)両方の乳房に転移ではなく、独立して乳がんが発症する
(3)2世代以上にわたって乳がんの発症者がいる
(4)卵巣がんの発症者がいる
(5)乳がんと卵巣がんの両方を発症する
(6)男性の血縁者に乳がん発症者がいる
以前、私の友人がお母さんが大腸がんになって、その後、乳がんになった時に医師から娘である彼女に「遺伝子検査をするように」と言われたそうです。お母さんが「がん遺伝子を持っているので、調べたほうがいい」と言われたので「どこで調べればいいの?」と聞かれました(3年くらい前の話です)
その時、ネットで調べたところ都内で「遺伝子検査ができます」とHPで公表している病院が1つしか見つからなかったのですが、たまたまその病院に一緒に仕事をしていた人が通院していたという縁もあって「調べてみようかな?でも、もし本当にがん遺伝子があったらどうすればいいの?」と言われました。
日本には「遺伝子カウンセラー」という専門の人がいると書いていないし、それなら案外、お母さんのいる病院(かなり有名な地方の病院)で調べてもらったほうがいいかも。と話しました。
ただ、その後その友人は、お母さんの介護で会社を辞めてしまったりして連絡が取れなくなってしまいどうしたのかは分かりません・・・でも、その時に日本も「遺伝子検査を受けてください」と言われる時代になったんだな~~って思いました。
でも、日本では多分ですが健康な乳房を切り取る。というだけで嫌悪感を持つ人も多いだろうし、健康保険が使えないだろうから実費でしかもかなりの高額とすると、どれだけの人が受けるかは不明だなって思いました。そして、卵巣がんに関しては欧米では手術もあるけれど、傷口を残さないで卵巣の機能を停止できる放射線を使用しているというのを聞きました。
日本では、手術後に乳がんの方で温存手術をした場合、追加の放射線治療を受ける人が多いです
大体が40~50Gy(グレイ)なので、1回2Gyとして20回から25回の通院です。
そして、それが終わっても月1回の通院で女性ホルモンを抑制する注射をしたり薬を服用したりしています
もしも、それが乳がんへの照射と卵巣への放射線の照射ですむのなら、金銭的にも肉体的にも(この場合は注射と通院)かなり楽になると思うんだけど・・・と思った。といっても、私の勝手な考えなので医学的な根拠はないけれど。
今回、若くて綺麗で日本でも人気のある女優さんが予防として乳腺切除手術を受けたというのは、予防医学というものがあるというのを知るいいきっかけになったのかなって思います。
がんナビ:http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/cancernavi/report/201011/100544.html
遺伝性乳がん・卵巣がん症候群の情報サイト:http://www.familial-brca.jp/cancer/index.html
ジョリーさんは、米紙ニューヨーク・タイムズに寄稿した記事のなかで、乳がんや卵巣がんリスクを高める恐れのある病的変異のある遺伝子が見つかっため、乳腺を削除することを決めたことを明かしている。
医師の診断でジョリーさんはBRCA1として知られるがん抑制遺伝子に変異があり、乳がんリスクが87%、卵巣がんリスクが50%にもなることが分かった。
ジョリーさんは「現実を知ってすぐに、出来る限り(がん)リスクを最小とするために行動すると決めた」と話しており、最初に乳腺切除手術を受けた理由については、乳がんリスクの方が高かったことと、卵巣がんの予防手術がより複雑なものだったためとしている。
3か月におよんだ医療措置は前月27日にすべて完了し、ジョリーさんの乳がんリスクは5%にまで低減した。
ジョリーさんは夫のブラッド・ピット(Brad Pitt)さんとともに米映画界を代表する俳優の1人。2人の間には、実子3人と養子3人がいるが、子供たちには「あなたたちは乳がんで母親を失うことはないから安心するように」と言うことができると述べた。ジョリーさんの母親は、がんのために56歳で死去している。
【翻訳編集】 AFPBB News
A・ジョリーさん、乳腺切除を告白 乳がん予防措置で:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130514-00000037-jij_afp-ent
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遺伝性乳がん・卵巣がん症候群(HBOC)とは?
乳がんや卵巣がんの遺伝要因としてBRCA1遺伝子とBRCA2遺伝子が知られています。BRCA1遺伝子もしくはBRCA2遺伝子に生まれながら病的変異を持つと分かったとき― つまり、乳がんや卵巣がんの発症の原因として遺伝要因が明らかになったとき、「遺伝性乳がん・卵巣がん症候群(HBOC:Hereditary Breast and Ovarian Cancer)」と診断されます。BRCA1/2遺伝子の病的変異は、ご家族(血縁者)で共有されることがあるため、ご家族(血縁者)の複数が、乳がんや卵巣がんを発症することがあります。遺伝性乳がん・卵巣がん症候群(HBOC)では、遺伝要因が関係していない一般的な乳がんや卵巣がんと比較して、次のような特徴が見られることがあります。
(1)若い年齢で乳がんを発症する
(2)両方の乳房に転移ではなく、独立して乳がんが発症する
(3)2世代以上にわたって乳がんの発症者がいる
(4)卵巣がんの発症者がいる
(5)乳がんと卵巣がんの両方を発症する
(6)男性の血縁者に乳がん発症者がいる
以前、私の友人がお母さんが大腸がんになって、その後、乳がんになった時に医師から娘である彼女に「遺伝子検査をするように」と言われたそうです。お母さんが「がん遺伝子を持っているので、調べたほうがいい」と言われたので「どこで調べればいいの?」と聞かれました(3年くらい前の話です)
その時、ネットで調べたところ都内で「遺伝子検査ができます」とHPで公表している病院が1つしか見つからなかったのですが、たまたまその病院に一緒に仕事をしていた人が通院していたという縁もあって「調べてみようかな?でも、もし本当にがん遺伝子があったらどうすればいいの?」と言われました。
日本には「遺伝子カウンセラー」という専門の人がいると書いていないし、それなら案外、お母さんのいる病院(かなり有名な地方の病院)で調べてもらったほうがいいかも。と話しました。
ただ、その後その友人は、お母さんの介護で会社を辞めてしまったりして連絡が取れなくなってしまいどうしたのかは分かりません・・・でも、その時に日本も「遺伝子検査を受けてください」と言われる時代になったんだな~~って思いました。
でも、日本では多分ですが健康な乳房を切り取る。というだけで嫌悪感を持つ人も多いだろうし、健康保険が使えないだろうから実費でしかもかなりの高額とすると、どれだけの人が受けるかは不明だなって思いました。そして、卵巣がんに関しては欧米では手術もあるけれど、傷口を残さないで卵巣の機能を停止できる放射線を使用しているというのを聞きました。
日本では、手術後に乳がんの方で温存手術をした場合、追加の放射線治療を受ける人が多いです
大体が40~50Gy(グレイ)なので、1回2Gyとして20回から25回の通院です。
そして、それが終わっても月1回の通院で女性ホルモンを抑制する注射をしたり薬を服用したりしています
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今回、若くて綺麗で日本でも人気のある女優さんが予防として乳腺切除手術を受けたというのは、予防医学というものがあるというのを知るいいきっかけになったのかなって思います。
がんナビ:http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/cancernavi/report/201011/100544.html
遺伝性乳がん・卵巣がん症候群の情報サイト:http://www.familial-brca.jp/cancer/index.html
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2013年05月16日 Posted byすもも at 00:00 │Comments(2) │ニュース・・・がん
この記事へのコメント
切除してこれから生きていく時間に安心が得られるのなら、ありだと、私は考えます。賛成です。
しかし、私はこの遺伝子の異常で、大腸癌・胃癌・子宮内膜癌(子宮体癌)・腎う癌・尿管癌・小腸癌を罹患する病気です。
すでに、子宮体癌と甲状腺癌になり切除しました。
乳房や卵巣は、切除する手段を選べますが、
私達の遺伝子異常でできる臓器の癌は、全部切除したら生きていけるのでしょうか?
そういう理由で、私の場合は癌になったら切除、早期発見早期切除をして生きています。
遺伝子検査、知ってからの方が、怖い?
それとも、知らない方が、恐怖?
見合い結婚で、健康診断の欄に、遺伝子検査の項目があるようになるのでしょうか?
しかし、私はこの遺伝子の異常で、大腸癌・胃癌・子宮内膜癌(子宮体癌)・腎う癌・尿管癌・小腸癌を罹患する病気です。
すでに、子宮体癌と甲状腺癌になり切除しました。
乳房や卵巣は、切除する手段を選べますが、
私達の遺伝子異常でできる臓器の癌は、全部切除したら生きていけるのでしょうか?
そういう理由で、私の場合は癌になったら切除、早期発見早期切除をして生きています。
遺伝子検査、知ってからの方が、怖い?
それとも、知らない方が、恐怖?
見合い結婚で、健康診断の欄に、遺伝子検査の項目があるようになるのでしょうか?
Posted by いのぶー at 2013年05月30日 22:05
いのぶーさん、コメントありがとうございます
この記事を書いていて、一番最初に考えたのが遺伝子検査を言われて困惑していた友人。2番目が遺伝子検査でダウン症と言われ医師から中絶を進められたけれどちゃんと産んで育てているお母さん。3番目がいのぶーさんでした。
切除することで絶対にならないというのなら「切りたい」という気持ちはわかります。でも、確かに全部は無理ですよね・・・
子宮頸がんのワクチンも受けるのはいいと思います
でも、やっぱり定期健診をすることが早期発見になるし、子宮体がんもあるんだしって思います。
正しい知識を持つことで早期発見ができることもある気がします
それは遺伝子検査をすることだけじゃないと思うし。
>見合い結婚で、健康診断の欄に、遺伝子検査の項目があるようになるのでしょうか?
本当にそう思います。
そして日本でも卵子提供の卵子も遺伝子検査とかするんでしょうか・・・
この記事を書いていて、一番最初に考えたのが遺伝子検査を言われて困惑していた友人。2番目が遺伝子検査でダウン症と言われ医師から中絶を進められたけれどちゃんと産んで育てているお母さん。3番目がいのぶーさんでした。
切除することで絶対にならないというのなら「切りたい」という気持ちはわかります。でも、確かに全部は無理ですよね・・・
子宮頸がんのワクチンも受けるのはいいと思います
でも、やっぱり定期健診をすることが早期発見になるし、子宮体がんもあるんだしって思います。
正しい知識を持つことで早期発見ができることもある気がします
それは遺伝子検査をすることだけじゃないと思うし。
>見合い結婚で、健康診断の欄に、遺伝子検査の項目があるようになるのでしょうか?
本当にそう思います。
そして日本でも卵子提供の卵子も遺伝子検査とかするんでしょうか・・・
Posted by すもも
at 2013年05月30日 23:48

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