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スピリチュアルな苦しみとは

スピリチュアルペイン

スピリチュアルな苦しみとは・・・・・

定義:自己の存在と意味の消滅から生じる苦痛(無意味、無目的、無価値)
「村田久行(京都ノートルダム女子大学 人間文化学部)」

・人生の意味・目的の喪失
・衰弱による活動能力の低下や依存の増大
・自己や人生に対するコントロール感の喪失や不確実性の増大
・家族や周囲への負担
・運命に対する不合理や不公平感
・過去の出来事に対する後悔・恥・罪の意識
・孤独、希望のなさ、あるいは、死についての不安
「森田ほか:終末期がん患者の希死念感と身体的苦痛・実存的苦痛。ターミナルケア10(3)、2000」

がんによるストレスの基礎知識
ストレスとは、ある出来事(ストレッサー)や、その出来事を経験したことで生じる心身の反応のことです。がんが疑われたときや診断、病状の説明、治療の経過、再発や転移など様々な出来事を経験すると、私たちは、不安や落ち込み、悲しみや絶望感を感じ、眠れなくなったり、食欲がなくなり食事が喉を通らなくなるなど、心も体も大きく動揺します。

一方で、私たちは、ストレスを受けて体調を崩しても、一定の休息をとれば、もとの状態に回復する力(ホメオスタシス)も持っています。この力が十分に発揮できるように、ストレスを上手くコントロールすることが大切なのです。

がん患者さんが抱える悩みとして、社会的苦痛とスピリチュアルな苦痛があるそうです

・病気のために仕事に行けなくなった
・家のローンが払えない
・主婦としての役割を果たすことができない
・子どもが小さいけれど、世話ができない

などなどです

みんなが抱く気持ちではあるけれど、年齢によっても社会的な環境によっても変化するように感じました
子育てしている人には子育て中のお母さんの悩み。家族を養っている働きざかりのお父さんには、家族を養っていけるか。自分は働けるのかといった不安などがあります。

そして、何よりそういう自分の気持ちを『話せる場所』がなく頑張っている人も多いように感じます

鎌田實先生ではないけれど『がん患者としての悩み』は、自分だけではないということ
そして『誰かに聞いてもらえること』『自分自身を認めてあげること』が、大切なんだなって思いました

がん患者さんとご家族のこころのサポートチーム:
http://support.jpos-society.org/manual/


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    2013年12月09日 Posted byすもも at 00:00 │Comments(0)がんとこころ

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