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新開発のがん免疫細胞治療
新開発のがん免疫細胞治療
がん免疫細胞治療の一種であるナチュラルキラー細胞療法(NK細胞療法)が提供開始された。
免疫細胞の一種であるナチュラルキラー細胞(NK細胞)は, 血液中に10~20%存在しており、がん細胞やウイルス感染細胞に対して、強い細胞殺傷能力がある。
がんを発症した患者はNK細胞を含めた免疫力が低下している症例が多いための、 免疫療法では、免疫細胞の数を増やしたり、免疫細胞の活性度を上げたりすることで がん細胞の低減を計る治療法として多様な手法が試みられている。
今回に提供が開始された新治療法では、 NK細胞の新しい培養技術を開発したことで、 10億個~100億個という大量のNK細胞の投与が可能になった。
これまでは、NK細胞を短期間では大量に増殖できなかったが、新しい培養技術によれば安全なNK細胞を2週間で最大2000倍まで増殖できる。増殖された免疫細胞であるNK細胞を大量に体内へ戻すことからNK細胞療法と呼ばれるのだ。
各種の免疫細胞療法は、副作用の無い究極のがん治療法として注目を集めており、 NK細胞療法だけでなく、樹状細胞ワクチン療法やCTL(免疫細胞)療法、さらにはサプリメント療法や温熱療法と多岐に渡っている。
複数の免疫細胞療法を併用することで、さらにがん治療効果を高めることが期待できるのだ。
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がん免疫療法。と聞くと『Sクリニックかな?』と思いました
(病院名が書いていないので、不明です)
家族が末期がんという方と、本人が受けたという人の話を聞いたことがあります
どちらもがんが無くなることはありませんでしたが、「進行が遅くなった」と言われていました
そして、どちらも亡くなりました
また、Sクリニックではありませんが、実際に治療をされている先生に「末期がんの患者さんがいたら紹介してくれ」と言われました。その先生は、色んな患者の方にも声をかけているらしく「私も言われた」という話を聞きました
がん患者を「金のなる木」のように考えている医師もいる気がします
免疫療法に関しては、お金もかかるみたいだし受ける時期もある気がします
治療を受ける前に、きちんと医師と話し合ってから受けて欲しいと思います
がん免疫細胞治療の一種であるナチュラルキラー細胞療法(NK細胞療法)が提供開始された。
免疫細胞の一種であるナチュラルキラー細胞(NK細胞)は, 血液中に10~20%存在しており、がん細胞やウイルス感染細胞に対して、強い細胞殺傷能力がある。
がんを発症した患者はNK細胞を含めた免疫力が低下している症例が多いための、 免疫療法では、免疫細胞の数を増やしたり、免疫細胞の活性度を上げたりすることで がん細胞の低減を計る治療法として多様な手法が試みられている。
今回に提供が開始された新治療法では、 NK細胞の新しい培養技術を開発したことで、 10億個~100億個という大量のNK細胞の投与が可能になった。
これまでは、NK細胞を短期間では大量に増殖できなかったが、新しい培養技術によれば安全なNK細胞を2週間で最大2000倍まで増殖できる。増殖された免疫細胞であるNK細胞を大量に体内へ戻すことからNK細胞療法と呼ばれるのだ。
各種の免疫細胞療法は、副作用の無い究極のがん治療法として注目を集めており、 NK細胞療法だけでなく、樹状細胞ワクチン療法やCTL(免疫細胞)療法、さらにはサプリメント療法や温熱療法と多岐に渡っている。
複数の免疫細胞療法を併用することで、さらにがん治療効果を高めることが期待できるのだ。
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がん免疫療法。と聞くと『Sクリニックかな?』と思いました
(病院名が書いていないので、不明です)
家族が末期がんという方と、本人が受けたという人の話を聞いたことがあります
どちらもがんが無くなることはありませんでしたが、「進行が遅くなった」と言われていました
そして、どちらも亡くなりました
また、Sクリニックではありませんが、実際に治療をされている先生に「末期がんの患者さんがいたら紹介してくれ」と言われました。その先生は、色んな患者の方にも声をかけているらしく「私も言われた」という話を聞きました
がん患者を「金のなる木」のように考えている医師もいる気がします
免疫療法に関しては、お金もかかるみたいだし受ける時期もある気がします
治療を受ける前に、きちんと医師と話し合ってから受けて欲しいと思います
2012年11月21日 Posted by すもも at 00:00 │Comments(0) │ニュース・・・がん
肺がん,乳がん の再発予防効果を実証
肺がん,乳がん の再発予防効果を実証
がん再発の原因とされる「がん幹細胞」を「再発しないがん細胞」に変える効能が、既存薬である糖尿病治療薬メトホルミンにあることが発見・実証された。
がんを外科手術で取り除いても、少しでもがん幹細胞が残されているとがんが再発してしまう。しかし、この「がん幹細胞」は放射線治療にも抗がん剤治療にも効果が薄く、 がんの根治が困難な原因となってきた。
しかし、がん幹細胞の維持に糖代謝が関係していることが発見され、「がん幹細胞」を「再発しないがん細胞」へと変化させる新薬の開発を目指して研究された。そして、既存の糖尿病治療薬である「メトホルミン」の投与によって代謝調節遺伝子を活性化させる効果で、 がん幹細胞が「再発しないがん細胞」に変化する仕組みを解明した。マウス実験を重ねることで、新治療法の効果と作用メカニズムまでもが確認されたのだ。
糖尿病治療薬「メトホルミン」は、 がんの増殖を抑制する効果が指摘されてきたが、これまでは経験的な知見に留まっていた。しかし、メトホルミンがガン再発を抑制するメカニズムが解明されて、がん幹細胞への効果が確認されたことで、 乳がんや肺がんの治療にも応用できる可能性が高まっている。
糖尿病治療薬として既に承認薬となっているメトホルミンのがん治療への応用は、がんへの効能追加申請と承認を経て早期に開始される可能性が高いだろう。
この新しい抗がん治療は、山形大と国立がん研究センターの共同研究チームが世界で初めて実証した。研究論文は米国の科学誌ステム・セルズ・トランスレーショナル・メディシンに掲載されている。
http://yamagata-np.jp/news/201211/16/kj_2012111600517.php
がん幹細胞
がん幹細胞(がんかんさいぼう)は、がん細胞のうち幹細胞の性質をもった細胞。体内のすべての臓器や組織は、臓器・組織ごとにそれぞれの元となる細胞が分裂してつくられる。この元となる細胞(幹細胞)は、分裂して自分と同じ細胞を作り出すことができ(自己複製能)、またいろいろな細胞に分化できる(多分化能)という二つの重要な性質を持ち、この性質により傷ついた組織を修復したり、成長期に組織を大きくしたりできる。がんにおいても、幹細胞の性質をもったごく少数のがん細胞(がん幹細胞)を起源としてがんが発生するのではないかという仮説があり、これをがん幹細胞仮説という。がん幹細胞は1997年、急性骨髄性白血病においてはじめて同定され、その後2000年代になって様々ながんにおいてがん幹細胞が発見されたとの報告が相次いでいる。 - Wikipediaより
がん再発の原因とされる「がん幹細胞」を「再発しないがん細胞」に変える効能が、既存薬である糖尿病治療薬メトホルミンにあることが発見・実証された。
がんを外科手術で取り除いても、少しでもがん幹細胞が残されているとがんが再発してしまう。しかし、この「がん幹細胞」は放射線治療にも抗がん剤治療にも効果が薄く、 がんの根治が困難な原因となってきた。
しかし、がん幹細胞の維持に糖代謝が関係していることが発見され、「がん幹細胞」を「再発しないがん細胞」へと変化させる新薬の開発を目指して研究された。そして、既存の糖尿病治療薬である「メトホルミン」の投与によって代謝調節遺伝子を活性化させる効果で、 がん幹細胞が「再発しないがん細胞」に変化する仕組みを解明した。マウス実験を重ねることで、新治療法の効果と作用メカニズムまでもが確認されたのだ。
糖尿病治療薬「メトホルミン」は、 がんの増殖を抑制する効果が指摘されてきたが、これまでは経験的な知見に留まっていた。しかし、メトホルミンがガン再発を抑制するメカニズムが解明されて、がん幹細胞への効果が確認されたことで、 乳がんや肺がんの治療にも応用できる可能性が高まっている。
糖尿病治療薬として既に承認薬となっているメトホルミンのがん治療への応用は、がんへの効能追加申請と承認を経て早期に開始される可能性が高いだろう。
この新しい抗がん治療は、山形大と国立がん研究センターの共同研究チームが世界で初めて実証した。研究論文は米国の科学誌ステム・セルズ・トランスレーショナル・メディシンに掲載されている。
http://yamagata-np.jp/news/201211/16/kj_2012111600517.php
がん幹細胞
がん幹細胞(がんかんさいぼう)は、がん細胞のうち幹細胞の性質をもった細胞。体内のすべての臓器や組織は、臓器・組織ごとにそれぞれの元となる細胞が分裂してつくられる。この元となる細胞(幹細胞)は、分裂して自分と同じ細胞を作り出すことができ(自己複製能)、またいろいろな細胞に分化できる(多分化能)という二つの重要な性質を持ち、この性質により傷ついた組織を修復したり、成長期に組織を大きくしたりできる。がんにおいても、幹細胞の性質をもったごく少数のがん細胞(がん幹細胞)を起源としてがんが発生するのではないかという仮説があり、これをがん幹細胞仮説という。がん幹細胞は1997年、急性骨髄性白血病においてはじめて同定され、その後2000年代になって様々ながんにおいてがん幹細胞が発見されたとの報告が相次いでいる。 - Wikipediaより
2012年11月17日 Posted by すもも at 00:00 │Comments(0) │ニュース・・・がん
前立腺がん治療に増殖抑制効果の新薬
前立腺がん治療に増殖抑制効果の新薬
前立腺がん治療用の抗がん剤新薬「ゴナックス 皮下注用」が新発売された。
新薬ゴナックス(一般名:デガレリクス酢酸塩)は、前立腺がん患者のがん増殖を促進してしまう男性ホルモンのテストステロンの発生を抑えることで、前立腺がんの増殖を抑制する効果がある。
海外では既に62か国で承認されている皮下注射される抗がん剤だ。日本では2012年6月29日に承認取得し、同年8月28日に薬価基準に収載された。
アステラス製薬から、2012年10月23日に販売が開始される。
2012.11.02 Friday
がん治療最前線(新薬・新治療法):http://chiryojoho.gantaiken.org/
ゴナックス:前立腺癌治療薬で初のGnRHアンタゴニスト
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/series/drug/update/201208/526445.html
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お稽古で一緒になる60代後半の女性に『がんってお金がかかるのよね・・・』と言われました
彼女の旦那さんは数年前に前立腺がんの告知を受けました
毎年のように受けている抗がん剤治療に3ヶ月に1回の外来にホルモン治療の注射に腫瘍マーカーの血液検査に年2回のCT検査。そして、お薬なので、老後のためにと蓄えておいたお金が100万円単位無くなっていくのよ・・・といって、だんなさんが「悪いな」と言って気にしてくれるんだけどね・・・と話してくれました
私が『そうだよね。私なんて、この間、郵便局の定期預金を定額貯金にして、いざとなったら下ろせるようにしたんだよ』と話をしました。2人で『もしもの時ってあるしね』と話してました。きっと、なかなか他の人には言えない悩みなのかもしれないなって思います
彼女の家庭は、一般的な家庭に比べれば裕福な部類に入ると思います
でも、やっぱり大きな金額だと大変な負担になると思います
私も『働けるうちが花』なんて思っています
先生と3人で『リビングウィル(終末期の医療やケアについての意思表明書)』の話になりました
旦那さんの話をしていた方は「うちの母は、胃ろうも人工呼吸器もつけない。延命治療はしないって書いてハンコを押しているのをお嫁さんに渡しているのよ。私もそうするわ」と言っていて、先生も「私もそうする。延命になるから胃ろうはしない」というので、私も「私は、リビングウィルの本を持ってるよ」と言いました
2人に「ええ、あなた持っているの。私も欲しいわ」と言われました
年齢は、自分の母と変わらない人たちとそんな話ができる私って・・・
でも、元気に生きているからこそ考えなくてはいけないことなのかなって思います
リビング・ウィル:http://square.umin.ac.jp/~liv-will/
前立腺がん治療用の抗がん剤新薬「ゴナックス 皮下注用」が新発売された。
新薬ゴナックス(一般名:デガレリクス酢酸塩)は、前立腺がん患者のがん増殖を促進してしまう男性ホルモンのテストステロンの発生を抑えることで、前立腺がんの増殖を抑制する効果がある。
海外では既に62か国で承認されている皮下注射される抗がん剤だ。日本では2012年6月29日に承認取得し、同年8月28日に薬価基準に収載された。
アステラス製薬から、2012年10月23日に販売が開始される。
2012.11.02 Friday
がん治療最前線(新薬・新治療法):http://chiryojoho.gantaiken.org/
ゴナックス:前立腺癌治療薬で初のGnRHアンタゴニスト
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/series/drug/update/201208/526445.html
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お稽古で一緒になる60代後半の女性に『がんってお金がかかるのよね・・・』と言われました
彼女の旦那さんは数年前に前立腺がんの告知を受けました
毎年のように受けている抗がん剤治療に3ヶ月に1回の外来にホルモン治療の注射に腫瘍マーカーの血液検査に年2回のCT検査。そして、お薬なので、老後のためにと蓄えておいたお金が100万円単位無くなっていくのよ・・・といって、だんなさんが「悪いな」と言って気にしてくれるんだけどね・・・と話してくれました
私が『そうだよね。私なんて、この間、郵便局の定期預金を定額貯金にして、いざとなったら下ろせるようにしたんだよ』と話をしました。2人で『もしもの時ってあるしね』と話してました。きっと、なかなか他の人には言えない悩みなのかもしれないなって思います
彼女の家庭は、一般的な家庭に比べれば裕福な部類に入ると思います
でも、やっぱり大きな金額だと大変な負担になると思います
私も『働けるうちが花』なんて思っています
先生と3人で『リビングウィル(終末期の医療やケアについての意思表明書)』の話になりました
旦那さんの話をしていた方は「うちの母は、胃ろうも人工呼吸器もつけない。延命治療はしないって書いてハンコを押しているのをお嫁さんに渡しているのよ。私もそうするわ」と言っていて、先生も「私もそうする。延命になるから胃ろうはしない」というので、私も「私は、リビングウィルの本を持ってるよ」と言いました
2人に「ええ、あなた持っているの。私も欲しいわ」と言われました
年齢は、自分の母と変わらない人たちとそんな話ができる私って・・・
でも、元気に生きているからこそ考えなくてはいけないことなのかなって思います
リビング・ウィル:http://square.umin.ac.jp/~liv-will/
2012年11月11日 Posted by すもも at 00:00 │Comments(0) │ニュース・・・がん
病院別がん5年生存率 数字だけで病院を選ぶのは危険?
病院別がん5年生存率 数字だけで病院を選ぶのは危険?〈週刊朝日〉
がんの治療を受けるとき、「病院によって生存率が3割以上違う」と聞けば、生存率の高い病院を選びたくなるのが人情だろう。全国がんセンター協議会は10月22日、がん診療を受けた患者の、病院と部位ごとの5年生存率などを発表した。このデータをどう見れば、「いい病院」を選べるだろうか。
今回のデータは、全国のがん診療の中核的な役割を担う28病院を対象にしたもの。それでも、がんの5年生存率のトップの病院と最下位で比べると、胃がんで24ポイント、肺がんで33.3ポイントといった大きな差になった。
だが、この数字だけで病院を選ぶのは、早計である。
発表されたデータは生存率だけではない。今回発表された「1期/4期比」という数字も重要だ。
この数字は、最も早期の1期と最も進行した4期のがん患者数の比だ。この数字が大きいほど、「早期患者が多い」ことになる。逆に小さいと、がんが進行した患者を多く診療していることになり、生存率は悪くなりやすい。
最もわかりやすい結果が出ているのは、胃がんの生存率だ。トップの大阪府立成人病センターの生存率は80.2%で1期/4期比は6.5と高く、早期の患者が多いことがわかる。一方で生存率最下位の茨城県立中央病院は56.2%だが、1期/4期比は1.9と小さい。胃がんは進行の度合いによって、生存率が大きく変化してくるため、強い相関関係が出ている。
また、全体の傾向として、がん治療に特化する「がんセンター」が上位にランクインする一方、県立病院が下位に低迷しているのがわかる。これは、それぞれの病院が置かれた状況が異なるためだ。
今回の調査結果をまとめた、千葉県がんセンターがん予防センターの三上春夫部長がこう話す。
「がん治療に特化した病院は早期にがんを発見して、治療できるインフラがしっかりしている。さらに、医療機関同士の連携がうまく機能していると考えられる。一方、県立病院は、重度のがん患者や行き場のない患者を積極的に受け入れているので、どうしても生存率が低くなってしまう。だから、上位グループと下位グループの治療技術の差は小さいだろう」
※週刊朝日 2012年11月9日号
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121103-00000000-sasahi-ent
がんの治療を受けるとき、「病院によって生存率が3割以上違う」と聞けば、生存率の高い病院を選びたくなるのが人情だろう。全国がんセンター協議会は10月22日、がん診療を受けた患者の、病院と部位ごとの5年生存率などを発表した。このデータをどう見れば、「いい病院」を選べるだろうか。
今回のデータは、全国のがん診療の中核的な役割を担う28病院を対象にしたもの。それでも、がんの5年生存率のトップの病院と最下位で比べると、胃がんで24ポイント、肺がんで33.3ポイントといった大きな差になった。
だが、この数字だけで病院を選ぶのは、早計である。
発表されたデータは生存率だけではない。今回発表された「1期/4期比」という数字も重要だ。
この数字は、最も早期の1期と最も進行した4期のがん患者数の比だ。この数字が大きいほど、「早期患者が多い」ことになる。逆に小さいと、がんが進行した患者を多く診療していることになり、生存率は悪くなりやすい。
最もわかりやすい結果が出ているのは、胃がんの生存率だ。トップの大阪府立成人病センターの生存率は80.2%で1期/4期比は6.5と高く、早期の患者が多いことがわかる。一方で生存率最下位の茨城県立中央病院は56.2%だが、1期/4期比は1.9と小さい。胃がんは進行の度合いによって、生存率が大きく変化してくるため、強い相関関係が出ている。
また、全体の傾向として、がん治療に特化する「がんセンター」が上位にランクインする一方、県立病院が下位に低迷しているのがわかる。これは、それぞれの病院が置かれた状況が異なるためだ。
今回の調査結果をまとめた、千葉県がんセンターがん予防センターの三上春夫部長がこう話す。
「がん治療に特化した病院は早期にがんを発見して、治療できるインフラがしっかりしている。さらに、医療機関同士の連携がうまく機能していると考えられる。一方、県立病院は、重度のがん患者や行き場のない患者を積極的に受け入れているので、どうしても生存率が低くなってしまう。だから、上位グループと下位グループの治療技術の差は小さいだろう」
※週刊朝日 2012年11月9日号
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121103-00000000-sasahi-ent
2012年11月05日 Posted by すもも at 00:00 │Comments(0) │ニュース・・・がん
全がん協生存率調査

全がん協加盟施設の生存率共同調査
はじめに・・・
医療の進歩はさまざまな病気を克服してきましたが、がんは人の運命を左右する病気といわれます。確かに、現代では国民の2人に1人ががんにかかる時代、男性では3人に1人、女性は4人に1人が、がんでなくなっています。
しかし、その一方でがん患者さんの治療成績も着実に向上しています。
2/3の患者さんが5年以上生存しています。がんは不治の病から、治る病へとなったのです。
患者さんはご自分の健康のことが気になります。
どんな病気か、どんな治療を受けるのがいいのか、治る見込みがどのくらいあるのか。
また、どの病院の何という先生にかかればいいのか、など気になることはたくさんありますが、
患者さんがそのような情報を手に入れることは難しいのが現状です。
見渡せば、新聞や雑誌などのマスメディアには医療記事がいっぱいです。
書店では山のように医療関係の本が積んであり、インターネットにはさらにたくさんの情報があふれています。
でも、その中から正確な情報を選び出すことは、一般の患者さんにとってはとても難しい作業です。私たちがこのページを立ち上げたのは、このような患者さんの声に応えるためです。
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私たちは、全国がん(成人病)センター協議会、全がん協という、がん治療を専門とする全国31病院の治療成績を集計する研究グループです。
全がん協では、1970年代から30年以上、院内がん登録というがんの統計を記録してきました。
そして、がんの治療成績、つまり患者さんの生存率を集計してきました。
今回、当サイトで公開するのは、この生存率の結果です。
生存率のデータを見ていただく時に、いくつかご理解いただきたいことがあります。
1:生存率のデータは、たくさんのがん患者さんの平均的な数字です。いわば確率として推測するものであり、一人ひとりの患者さんの余命を決定づける数字ではありません。
2:この生存率は、日本のデータとしては最も新しいものですが、それでも10年以上前にがんにかかった方のデータです。ある程度の年数を経ないと、がん統計は結果が出ないためです。ですから、現在は医療の進歩により、この生存率の数字よりさらに治療成績は向上していると考えてください。
3:生存率は、何万人というがん患者さんの生と死の結果わかった数字です。
ご覧になる方の受けとめ方によっては、生きる力になることもあるでしょうが、逆にその意欲を失くしてしまわれることもあるかもしれません。おひとりおひとりが、そのことを心に刻んだうえでご覧ください。
本研究は国立がん研究センター研究開発費によって実施された研究です。
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全国がん(成人病)センター協議会の生存率共同調査による:
https://kapweb.chiba-cancer-registry.org/web/general/top.aspx
http://www.gunma-cc.jp/sarukihan/seizonritu/index.html (施設別生存率)
2012年10月24日 Posted by すもも at 00:00 │Comments(0) │ニュース・・・がん
乳がんを早期発見することに特化したブラジャー

乳がんを早期発見することに特化したブラジャー
生涯で乳がんを患う日本人女性は16人に1人、早期に発見すれば90%以上が治ると言われますが、乳がんによる死亡数は年々増加しており、厚生労働省によれば2011年に乳がんで死亡した女性は1万2731人とのこと。従来であれば早期発見のために定期検診を行う必要がありましたが、装着するだけで定期検診を受けるよりも早期に乳がんを発見してくれるスポーツブラ「First Warning Systems」が新たに開発されました。
毎年、100万人の女性が乳がんだと診断され……
40万人の女性が乳がんでなくなります。
欧米では乳がんになるリスクはおよそ12%
8人に1人が乳がんになる計算です
乳がんは早期発見できれば死に至ることはありません
しかし一方で、無病誤診率はここ9年の間で43.1%にのぼりました。
乳がんの腫瘍は12年もの時間をかけて直径4cmにまで成長します。
大きくなってしまった腫瘍は手術で取り除かないといけませんが……
11年では1cm。触診で発見される大きさです。
10年で0.2cm。マンモグラフィーによって発見されるレベル。
しかし、それより以前、乳がん細胞ができてから3年しか経ていない時に早期発見できるようにしたのがFirst Warning Systems。20年の歳月をかけた研究と、女性650人の臨床試験によって完成しました。
毛細血管が成長する時の細胞の微妙な温度変化を察知して92.1%の正確性でがん細胞を早期発見します。マンモグラフィーの精度がおよそ70%であることと比較しても、これは非常に高い精度です。
従来は乳がんの早期発見にMRIが使われていましたが、First Warning Systemsを使用すればそれよりもずっと前に見つけることが可能に。
一見すると普通のスポーツブラですが、痛みを伴わず、器具を体に挿入したりすることもなく
非常に精密な検査を行います
がん細胞と通常の細胞では温度が異なり、悪性腫瘍の周囲にある細胞の温度は健康なものよりも日中の温度変化が乏しく、First Warning Systemsはその温度差を感知することによって腫瘍を発見するというわけです。
ブラの前方にはセンサーがあり、独自のアルゴリズムによって解析を行います
解析結果はインターネット経由でPCやモバイルデバイスで表示。
どの年代の女性でも使え、高い精密性を持って解析、組織の変化を予測できるのはもちろんのこと、病院に行って特別な検査を行うことなく日々の営みの中で乳がんの早期発見ができるようにする新しい試みです。なお、First Warning Systemsは2013年にヨーロッパで、2014年にアメリカで発売される予定、とのこと。
ムービーはこちらから:First Warning Systems BSE Bra - YouTube
Home | First Warning Systems
http://www.firstwarningsystems.com/
http://gigazine.net/news/20121015-first-warning-systems/
2012年10月22日 Posted by すもも at 00:00 │Comments(0) │ニュース・・・がん
前立腺がんの原因物質が焼肉に
前立腺がんの原因物質が焼肉に
2012年10月17日
50代後半の男性にリスクが高まってくる前立腺がん。診断・治療法が進化したことで、死亡率は減少傾向だ。前立腺がんは、進行が非常に遅いタイプが多いため、直接的な死因になる人はごく一部だけだ。しかし、がん発症リスクを減らことは、男性共通の課題と言える。
多くの癌と同様に前立腺がんのリスクも食生活に密接に関連している。タンパク質は動物性ではなく、豆腐などの植物性が望ましく、肉よりも魚での摂取が望ましい。
米国南カリフォルニア大学の研究報告では、高温で焼き上げた肉の摂取は、明白に前立腺がんリスクを上昇させるとのことだ。
この調査は、対象者が1096人。うち、早期前立腺がん患者717人、進行前立腺がん患者1140人で比較した結果、豚肉や牛肉などの肉を週に1.5回以上フライパンで焼いて食べる男性の 進行前立腺がんのリスクは、30%も高かったのだ。また、フライパンではなく直火焼きなど高温調理による赤身肉を週に2.5回以上食べると、前立腺がんリスクは更に高く、40%まで上昇する。
一方、同じグループで調べられた鶏肉のがんリスクについては、フライパン調理では同じくリスクが上昇したが、直火焼きでは逆にリスクの低下傾向が発見された。
このがんリスクの原因は、高温調理でタンパク質から発生する「HCAs」と、脂身のコゲ部分や調理の煙に含まれる「PAHs」という強力な発がん物質に起因していることが判っている。
つまり、鶏肉の発がんリスクが少なかったのは、比較的に低脂肪であるためにPAHsの発生が少なかったと推論された。しかし、フライパンでの調理ががんリスクを上昇させる理由はまだ解明されていない。いずれにせよ、焼き過ぎた肉は量を控えるべきであることは明白になった。
日本人の前立腺がん罹患率が米国の10分の1以下と低いのは、日本の伝統食文化が焼き物に偏らず、食品と調理方法が多様であることが大きいのだ。
がん治療・新薬の最新ニュース:
http://gan-naotta.blogspot.jp/2012/10/blog-post_17.html
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赤肉・加工肉摂取量と大腸がん罹患リスクについて
肉を多く食べる日本人は大腸がんになるリスクが高いことが、約8万人を対象にした約10年におよぶ国立がん研究センターの追跡調査でわかった。
岩手や長野、茨城、沖縄など9県在住の45~74歳の男女約8万人を対象に、1995年から2006年まで追跡調査した。このうち大腸がんになった1145人(結腸がん788人、直腸がん357人)について肉類の摂取量との関連を調べたところ、摂取量と結腸がんに関係がみられた。
男性は、肉類全体の摂取量が最も多いグループ(1日当たり約100グラム以上)のリスクが、最も少ないグループ(同約35グラム未満)の1・44倍だった。女性でも、赤肉(牛と豚肉)の摂取量最大のグループ(同約80グラム以上)が、最少グループ(同約25グラム未満)の1・48倍に上った。
国立がん研究センター:http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/2869.html
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最近は不定期になってますが、吉祥寺ランチのがん友さん2人を含めて私もですが『肉好き』です。しかも「吉祥寺ランチ」の時には必ず「ビール
」と言って飲んでます・・・女3人。ランチからビール&肉です。
私は外来で仙台に行った時には必ずランチに「牛たん」食べてます
「肉好き」に「酒好き」
女性なので前立腺がんにはならないけれど・・・
肉がダメって言われても、それはないよね~~~って思う私でした
2012年10月17日
50代後半の男性にリスクが高まってくる前立腺がん。診断・治療法が進化したことで、死亡率は減少傾向だ。前立腺がんは、進行が非常に遅いタイプが多いため、直接的な死因になる人はごく一部だけだ。しかし、がん発症リスクを減らことは、男性共通の課題と言える。
多くの癌と同様に前立腺がんのリスクも食生活に密接に関連している。タンパク質は動物性ではなく、豆腐などの植物性が望ましく、肉よりも魚での摂取が望ましい。
米国南カリフォルニア大学の研究報告では、高温で焼き上げた肉の摂取は、明白に前立腺がんリスクを上昇させるとのことだ。
この調査は、対象者が1096人。うち、早期前立腺がん患者717人、進行前立腺がん患者1140人で比較した結果、豚肉や牛肉などの肉を週に1.5回以上フライパンで焼いて食べる男性の 進行前立腺がんのリスクは、30%も高かったのだ。また、フライパンではなく直火焼きなど高温調理による赤身肉を週に2.5回以上食べると、前立腺がんリスクは更に高く、40%まで上昇する。
一方、同じグループで調べられた鶏肉のがんリスクについては、フライパン調理では同じくリスクが上昇したが、直火焼きでは逆にリスクの低下傾向が発見された。
このがんリスクの原因は、高温調理でタンパク質から発生する「HCAs」と、脂身のコゲ部分や調理の煙に含まれる「PAHs」という強力な発がん物質に起因していることが判っている。
つまり、鶏肉の発がんリスクが少なかったのは、比較的に低脂肪であるためにPAHsの発生が少なかったと推論された。しかし、フライパンでの調理ががんリスクを上昇させる理由はまだ解明されていない。いずれにせよ、焼き過ぎた肉は量を控えるべきであることは明白になった。
日本人の前立腺がん罹患率が米国の10分の1以下と低いのは、日本の伝統食文化が焼き物に偏らず、食品と調理方法が多様であることが大きいのだ。
がん治療・新薬の最新ニュース:
http://gan-naotta.blogspot.jp/2012/10/blog-post_17.html
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赤肉・加工肉摂取量と大腸がん罹患リスクについて
肉を多く食べる日本人は大腸がんになるリスクが高いことが、約8万人を対象にした約10年におよぶ国立がん研究センターの追跡調査でわかった。
岩手や長野、茨城、沖縄など9県在住の45~74歳の男女約8万人を対象に、1995年から2006年まで追跡調査した。このうち大腸がんになった1145人(結腸がん788人、直腸がん357人)について肉類の摂取量との関連を調べたところ、摂取量と結腸がんに関係がみられた。
男性は、肉類全体の摂取量が最も多いグループ(1日当たり約100グラム以上)のリスクが、最も少ないグループ(同約35グラム未満)の1・44倍だった。女性でも、赤肉(牛と豚肉)の摂取量最大のグループ(同約80グラム以上)が、最少グループ(同約25グラム未満)の1・48倍に上った。
国立がん研究センター:http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/2869.html
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最近は不定期になってますが、吉祥寺ランチのがん友さん2人を含めて私もですが『肉好き』です。しかも「吉祥寺ランチ」の時には必ず「ビール

私は外来で仙台に行った時には必ずランチに「牛たん」食べてます
「肉好き」に「酒好き」

女性なので前立腺がんにはならないけれど・・・
肉がダメって言われても、それはないよね~~~って思う私でした

2012年10月19日 Posted by すもも at 00:00 │Comments(0) │ニュース・・・がん
乳がんでも温泉を楽しもう
乳がんでも温泉を楽しもう 入浴に配慮の宿泊施設も
10月は乳がん啓発月間-。乳がんは、早期発見・早期治療で助かるケースが多いが、乳房の切除は女性の心に深い傷を残す。そんな中、乳がん治療を受けた女性も気兼ねなく入浴できるよう配慮する宿泊施設のネットワークが誕生。「ピンクリボンのお宿ネットワーク」で、7月の発足以降、参加する宿が増えている。(村島有紀)
同ネットワーク事務局によると、乳がんで年間5万人が切除や温存治療を受け、その後、旅を諦めている患者と家族は約200万人に上ると推計される。
7月10日の設立総会で、会長の畠ひで子さん(福島市の『匠(たくみ)のこころ吉川屋』女将(おかみ))は「乳がんの術後、生活の中で大きな楽しみの旅を諦めてしまう人が多いのは残念。誰でも利用しやすい旅館のあり方を考えたい」と挨拶。ロゴマークの普及や、加盟宿(会員)のサービスを紹介した冊子を全国の病院に配布する-ことなどを決めた。9月10日現在、全国52の宿が加盟している。
加盟における施設面での条件は設定していない。しかし、貸し切り風呂がある▽大浴場の洗い場に仕切りがある-ことが望ましい。そのほか、胸を隠せるよう多めにタオルを貸し出す▽脱衣所の照明を少し暗くする-などのソフト面でのもてなしも重視する。
加盟宿の一つ、長野県山ノ内町の温泉旅館「渋温泉 湯本旅館」(60室)は毎月第3金曜日を「ピンクリボンの日」とし、宿泊客を乳がん患者(または夫婦)のみにしている。女将の湯本英里さんも乳がんの治療中で、「切除した直後は私も人目を気にした。悩んでいる人の力になれたら」と話す。
静岡県東伊豆町の「熱川プリンスホテル」(52室)は貸し切り風呂や露天風呂付き客室のほか、「湯浴(ゆあ)み着(ぎ)」と呼ばれる温泉着を貸し出している。湯浴み着はもともと屋上の露天風呂専用だったが、ネットワーク加盟を機に屋内浴場でも使えるようにした。社長の嶋田慎一朗さんは「安心して入浴を楽しんでいただけたら」。
4月に手術を受けた横浜市神奈川区の会社員、卯月麻起さん(38)は「このような旅館が増えるのはうれしい。体調がもう少し良くなったら、ゆっくり温泉を楽しみたい」と話している。
問い合わせは、事務局(旅行新聞新社内)(電)03・3834・2718。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120916-00000509-san-soci
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先日も少し書きましたが、女性にとって傷跡というのは多かれ少なかれ無視できないものだと思います
お腹に傷跡がある人は、タオルを前にたらせばいいだけなんだけれど
乳がん体験者の人は、ちょっと難しいかもと言っていたら
友人が先輩患者さんに教えてもらって「それいいかも」と思ったことですが
手ぬぐいやタオルを、ちょっと前を長くして肩からいなせな感じにかけてお風呂に入る。そうです
「ちょっと恰好いい感じでいいよね」と話していました
わたしも手術後、早いうちは体が温まると傷跡が赤くなってとっても目立っていました
そういう時は、貸切の露天風呂に行っていました
最近はこじんまりした貸切露天風呂も多いので、気になる人は探してみてくださいね
10月は乳がん啓発月間-。乳がんは、早期発見・早期治療で助かるケースが多いが、乳房の切除は女性の心に深い傷を残す。そんな中、乳がん治療を受けた女性も気兼ねなく入浴できるよう配慮する宿泊施設のネットワークが誕生。「ピンクリボンのお宿ネットワーク」で、7月の発足以降、参加する宿が増えている。(村島有紀)
同ネットワーク事務局によると、乳がんで年間5万人が切除や温存治療を受け、その後、旅を諦めている患者と家族は約200万人に上ると推計される。
7月10日の設立総会で、会長の畠ひで子さん(福島市の『匠(たくみ)のこころ吉川屋』女将(おかみ))は「乳がんの術後、生活の中で大きな楽しみの旅を諦めてしまう人が多いのは残念。誰でも利用しやすい旅館のあり方を考えたい」と挨拶。ロゴマークの普及や、加盟宿(会員)のサービスを紹介した冊子を全国の病院に配布する-ことなどを決めた。9月10日現在、全国52の宿が加盟している。
加盟における施設面での条件は設定していない。しかし、貸し切り風呂がある▽大浴場の洗い場に仕切りがある-ことが望ましい。そのほか、胸を隠せるよう多めにタオルを貸し出す▽脱衣所の照明を少し暗くする-などのソフト面でのもてなしも重視する。
加盟宿の一つ、長野県山ノ内町の温泉旅館「渋温泉 湯本旅館」(60室)は毎月第3金曜日を「ピンクリボンの日」とし、宿泊客を乳がん患者(または夫婦)のみにしている。女将の湯本英里さんも乳がんの治療中で、「切除した直後は私も人目を気にした。悩んでいる人の力になれたら」と話す。
静岡県東伊豆町の「熱川プリンスホテル」(52室)は貸し切り風呂や露天風呂付き客室のほか、「湯浴(ゆあ)み着(ぎ)」と呼ばれる温泉着を貸し出している。湯浴み着はもともと屋上の露天風呂専用だったが、ネットワーク加盟を機に屋内浴場でも使えるようにした。社長の嶋田慎一朗さんは「安心して入浴を楽しんでいただけたら」。
4月に手術を受けた横浜市神奈川区の会社員、卯月麻起さん(38)は「このような旅館が増えるのはうれしい。体調がもう少し良くなったら、ゆっくり温泉を楽しみたい」と話している。
問い合わせは、事務局(旅行新聞新社内)(電)03・3834・2718。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120916-00000509-san-soci
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先日も少し書きましたが、女性にとって傷跡というのは多かれ少なかれ無視できないものだと思います
お腹に傷跡がある人は、タオルを前にたらせばいいだけなんだけれど
乳がん体験者の人は、ちょっと難しいかもと言っていたら
友人が先輩患者さんに教えてもらって「それいいかも」と思ったことですが
手ぬぐいやタオルを、ちょっと前を長くして肩からいなせな感じにかけてお風呂に入る。そうです
「ちょっと恰好いい感じでいいよね」と話していました
わたしも手術後、早いうちは体が温まると傷跡が赤くなってとっても目立っていました
そういう時は、貸切の露天風呂に行っていました
最近はこじんまりした貸切露天風呂も多いので、気になる人は探してみてくださいね

2012年09月20日 Posted by すもも at 00:00 │Comments(0) │ニュース・・・がん
原因ウイルス検査導入へ=子宮頸がん―厚労省
原因ウイルス検査導入へ=子宮頸がん―厚労省
医療介護CBニュース 9月3日(月)21時46分配信
厚労省「がん検診」検討会(3日、厚労省)
厚生労働省の「がん検診のあり方に関する検討会」(座長=大内憲明・東北大医学部長)は3日、子宮頸がん検診におけるHPV検査の有効性の検証作業に着手した。欧米各国などでのHPV検査のエビデンスがそろい始めていることから、国内での導入を検討する時期との判断では一致したものの、導入に向けては国内での研究が必要との指摘が相次いだ。また、HPV検査を始めることにより生じる恐れのある過剰診断をどのように防止するかなどが課題として挙げられた。
同検討会は、市区町村が指針以外の方法で独自に実施しているがん検診の検査項目を検証し、有用と判断したものは指針に追加しようというのが狙い。厚労省の調べでは、市区町村(回答数1783)のうち、子宮頸がん検診でHPV検査を独自に実施しているのは、26(1.5%)となっている。
厚労省では、国内の子宮頸がんの若年層の罹患が増加し、死亡率が諸外国で低下する中で、逆に上昇していることに危機感を持っている。このため同省は、子宮頸がんの罹患率の高い年齢層である30代を中心に、HPV検査が有効かを検証し、導入に向けた課題を浮き彫りにしたい考えだ。
この日は、子宮頸がんの専門家や関係学会の推薦者からのヒアリングを実施した。参考人として発言した、国立がん研究センターがん予防・検診研究センター検診研究部の検診評価研究室の濱島ちさと室長は、「検査方法の決定についてWHO(世界保健機関)は、ガイドラインの作成においてはローカルエビデンスを重視すべきと指摘している。わが国でどの方法が適切かは、研究が進んでいる状況ではない」と述べた。
同じく参考人として、慶大医学部産婦人科学教室の青木大輔教授は、「HPV検査を導入する時期に来ている。諸外国の報告や勧告はそれぞれ異なるため、わが国が独自に科学的に検証する必要がある」と指摘した。また、自治医科大附属さいたま医療センター産婦人科の今野良教授は、「HPV検査を用いることは、揺るぎない世界の医学的常識となっている」と強調。HPV検査導入に伴う過剰診断については、「細胞診とHPV検査併用の検診アルゴリズム(運用)で解決できる」と説明した。【君塚靖】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120903-00000009-cbn-soci
医療介護CBニュース 9月3日(月)21時46分配信
厚労省「がん検診」検討会(3日、厚労省)
厚生労働省の「がん検診のあり方に関する検討会」(座長=大内憲明・東北大医学部長)は3日、子宮頸がん検診におけるHPV検査の有効性の検証作業に着手した。欧米各国などでのHPV検査のエビデンスがそろい始めていることから、国内での導入を検討する時期との判断では一致したものの、導入に向けては国内での研究が必要との指摘が相次いだ。また、HPV検査を始めることにより生じる恐れのある過剰診断をどのように防止するかなどが課題として挙げられた。
同検討会は、市区町村が指針以外の方法で独自に実施しているがん検診の検査項目を検証し、有用と判断したものは指針に追加しようというのが狙い。厚労省の調べでは、市区町村(回答数1783)のうち、子宮頸がん検診でHPV検査を独自に実施しているのは、26(1.5%)となっている。
厚労省では、国内の子宮頸がんの若年層の罹患が増加し、死亡率が諸外国で低下する中で、逆に上昇していることに危機感を持っている。このため同省は、子宮頸がんの罹患率の高い年齢層である30代を中心に、HPV検査が有効かを検証し、導入に向けた課題を浮き彫りにしたい考えだ。
この日は、子宮頸がんの専門家や関係学会の推薦者からのヒアリングを実施した。参考人として発言した、国立がん研究センターがん予防・検診研究センター検診研究部の検診評価研究室の濱島ちさと室長は、「検査方法の決定についてWHO(世界保健機関)は、ガイドラインの作成においてはローカルエビデンスを重視すべきと指摘している。わが国でどの方法が適切かは、研究が進んでいる状況ではない」と述べた。
同じく参考人として、慶大医学部産婦人科学教室の青木大輔教授は、「HPV検査を導入する時期に来ている。諸外国の報告や勧告はそれぞれ異なるため、わが国が独自に科学的に検証する必要がある」と指摘した。また、自治医科大附属さいたま医療センター産婦人科の今野良教授は、「HPV検査を用いることは、揺るぎない世界の医学的常識となっている」と強調。HPV検査導入に伴う過剰診断については、「細胞診とHPV検査併用の検診アルゴリズム(運用)で解決できる」と説明した。【君塚靖】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120903-00000009-cbn-soci
2012年09月05日 Posted by すもも at 00:00 │Comments(0) │ニュース・・・がん
抗がん剤の働きを強化するジュース
抗がん剤の働きを強化するジュース
1日230g程度のグレープフルーツジュースを摂取すると、抗がん剤の効果を高められることが判った。グレープフルーツに含まれている「P450酵素」の働きで、抗がん剤が体内で分解されるスピードを遅らせ、効果が持続できるのだ。そのため、同量の抗がん剤でも効果が高く、抗がん剤の投与量が削減できる可能性があることから、がん患者の副作用も軽減でき、それは治療費を低減できることに繋がる。
シカゴ医学大学の研究者が実施した実験では、既に有効な治療法が無いレベルまで進行しているがん患者=末期がん患者138人を対象として、3つのグループに分け、
1.抗がん剤シロリムスとグレープフルーツジュース
2.シロリムスと薬物代謝を遅らせるケトコナゾール
3.シロリムスのみ
を投与した。
実験の結果は、グレープフルーツジュースには、腸内酵素を阻害することで、抗がん剤シロリムスなどいくつかの薬が分解されるまでの時間を遅らせる効果が確認されたのだ。効果は数時間程度発揮され始め、数日間連続することも判った。
シロリムスは、元来は臓器移植の拒絶反応を防ぐ免疫抑制剤として開発されたが、 進行肝癌、腎細胞癌の治療に効果が期待されている。
また、グレープフルーツジュースを治療に利用する最大の利点は、過剰摂取のリスクがなく、毒性もないということにある。
癌治療の最新情報:http://blog.kougan.info/
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食事療法の中で、朝1個のグレープフルーツを実践していました
グレープフルーツに含まれるビタミンCは風邪予防にも効果があり、豊富に含まれているクエン酸は疲労回復に役立ちます。
ただし、ナリンギンは高血圧の治療薬の成分を強めたり、副作用を起こすおそれもあるので、治療中の方は摂取するのを控えてください。また、この他にも副作用を起こす薬があるので、服用中の方は必ず医師に相談してください。
グレープフルーツのページ:http://www.kudamononavi.com/zukan/grapefruit.htm
1日230g程度のグレープフルーツジュースを摂取すると、抗がん剤の効果を高められることが判った。グレープフルーツに含まれている「P450酵素」の働きで、抗がん剤が体内で分解されるスピードを遅らせ、効果が持続できるのだ。そのため、同量の抗がん剤でも効果が高く、抗がん剤の投与量が削減できる可能性があることから、がん患者の副作用も軽減でき、それは治療費を低減できることに繋がる。
シカゴ医学大学の研究者が実施した実験では、既に有効な治療法が無いレベルまで進行しているがん患者=末期がん患者138人を対象として、3つのグループに分け、
1.抗がん剤シロリムスとグレープフルーツジュース
2.シロリムスと薬物代謝を遅らせるケトコナゾール
3.シロリムスのみ
を投与した。
実験の結果は、グレープフルーツジュースには、腸内酵素を阻害することで、抗がん剤シロリムスなどいくつかの薬が分解されるまでの時間を遅らせる効果が確認されたのだ。効果は数時間程度発揮され始め、数日間連続することも判った。
シロリムスは、元来は臓器移植の拒絶反応を防ぐ免疫抑制剤として開発されたが、 進行肝癌、腎細胞癌の治療に効果が期待されている。
また、グレープフルーツジュースを治療に利用する最大の利点は、過剰摂取のリスクがなく、毒性もないということにある。
癌治療の最新情報:http://blog.kougan.info/
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食事療法の中で、朝1個のグレープフルーツを実践していました
グレープフルーツに含まれるビタミンCは風邪予防にも効果があり、豊富に含まれているクエン酸は疲労回復に役立ちます。
ただし、ナリンギンは高血圧の治療薬の成分を強めたり、副作用を起こすおそれもあるので、治療中の方は摂取するのを控えてください。また、この他にも副作用を起こす薬があるので、服用中の方は必ず医師に相談してください。
グレープフルーツのページ:http://www.kudamononavi.com/zukan/grapefruit.htm
2012年08月29日 Posted by すもも at 00:00 │Comments(0) │ニュース・・・がん
乳がんと肺がんを起こす遺伝子変異を特定
乳がんと肺がんを起こす遺伝子変異を特定
がん進行の要因となる遺伝子変異を特定する方法が世界で初めて発見された。
研究は初期段階なものだが、がん細胞が特定の遺伝子が結びついた時に変異の加速が起こり、 がん症状が悪化することが確認されたのだ。
がんの進行を早める変異をもたらす「がんの協力遺伝子」が特定されただけでなく、さらには、乳がんと肺がんを起こす変異に関して、サイトカインシグナル抑制因子(SOCS)を新たに発見した。これまでSOCSをがんと関連付けた研究報告はなく、画期的な成果と位置づけられている。
これらの遺伝子変異を利用すれば、 がんへの変異を特定するためのコスト低減が可能となり、関連した抗がん剤新薬の開発も期待されている。
発見したのはシンガポール科学技術研究庁傘下の分子細胞生物学研究所で、研究論文が米国の「ジーンズ・アンド・ディベロップメント」に掲載される。
癌治療の最新情報:http://blog.kougan.info/
がん進行の要因となる遺伝子変異を特定する方法が世界で初めて発見された。
研究は初期段階なものだが、がん細胞が特定の遺伝子が結びついた時に変異の加速が起こり、 がん症状が悪化することが確認されたのだ。
がんの進行を早める変異をもたらす「がんの協力遺伝子」が特定されただけでなく、さらには、乳がんと肺がんを起こす変異に関して、サイトカインシグナル抑制因子(SOCS)を新たに発見した。これまでSOCSをがんと関連付けた研究報告はなく、画期的な成果と位置づけられている。
これらの遺伝子変異を利用すれば、 がんへの変異を特定するためのコスト低減が可能となり、関連した抗がん剤新薬の開発も期待されている。
発見したのはシンガポール科学技術研究庁傘下の分子細胞生物学研究所で、研究論文が米国の「ジーンズ・アンド・ディベロップメント」に掲載される。
癌治療の最新情報:http://blog.kougan.info/
2012年08月02日 Posted by すもも at 00:00 │Comments(1) │ニュース・・・がん
抗がん剤新薬を欧米と日本を並行して治験
日本での抗がん剤発売を欧米とほぼ同時にする取組みが拡がっている。
米ファイザーは肺がん用など5種類、スイス・ノバルティスは2種類を数年内に売り出す。日本では臨床試験(治験)に時間がかかり発売が海外よりも新薬の投入が3年近く遅れることが多く、海外で販売中の新薬を日本で使えない「ドラッグラグ」が社会問題になっていた。
そのため、厚生労働省が治験期間の短縮へ体制を見直す一方で、高齢化でがん患者の増加が見込めると判断した外資の製薬各社が、日米欧でがん新薬の治験を同時並行することで、日本での発売を早める方策を開始したのだ。
これまで日本での治験は、大規模な医療機関でしか実施できず、新薬の審査人員も不足していた。しかし、ドラッグ・ラグの解消要請を受けて、地方病院でも治験ができるようにするなど厚労省も改善を進めた。
外資の製薬大手各社が日本での治験を後回しとしてきたが、今後は日本での治験が早まることで抗がん剤新薬の発売も早まっていく見通しだ。
ファイザーは5年以内に腎細胞がん、白血病、肺がん、リンパ腫、乳がんに対する抗がん剤を日本で発売。それぞれの新薬は、欧米と日本を並行して進めた治験がほぼ後期の段階に入っており、厚労省の承認を得た後に、欧米と日本で同時期に発売される。
また、ノバルティスは2013~14年に血液がん「骨髄線維症」向けなど2種類の抗がん剤を発売する。新薬の治験は中期~後期の段階。
さらにスイス・ロシュからは、数年内に2つの乳がん治療新薬が、英グラクソスミスクラインからは筋肉に発生するがん治療薬などが発売さえる。全て、発売時期は欧米と大きな差が出ないとのこと。
世界最速で進む超高齢化の日本の抗がん剤市場は、 2019年には2010年対比で73%増の1兆1771億円に達する。高まる医療費は社会問題化している一方で、使えるがん新薬が早期に増えることは、がん患者と家族、関係者にとっては朗報と言える。願わくは、拙速な治験・承認で副作用等の薬害問題が発生しないことが望まれる。
米ファイザーは肺がん用など5種類、スイス・ノバルティスは2種類を数年内に売り出す。日本では臨床試験(治験)に時間がかかり発売が海外よりも新薬の投入が3年近く遅れることが多く、海外で販売中の新薬を日本で使えない「ドラッグラグ」が社会問題になっていた。
そのため、厚生労働省が治験期間の短縮へ体制を見直す一方で、高齢化でがん患者の増加が見込めると判断した外資の製薬各社が、日米欧でがん新薬の治験を同時並行することで、日本での発売を早める方策を開始したのだ。
これまで日本での治験は、大規模な医療機関でしか実施できず、新薬の審査人員も不足していた。しかし、ドラッグ・ラグの解消要請を受けて、地方病院でも治験ができるようにするなど厚労省も改善を進めた。
外資の製薬大手各社が日本での治験を後回しとしてきたが、今後は日本での治験が早まることで抗がん剤新薬の発売も早まっていく見通しだ。
ファイザーは5年以内に腎細胞がん、白血病、肺がん、リンパ腫、乳がんに対する抗がん剤を日本で発売。それぞれの新薬は、欧米と日本を並行して進めた治験がほぼ後期の段階に入っており、厚労省の承認を得た後に、欧米と日本で同時期に発売される。
また、ノバルティスは2013~14年に血液がん「骨髄線維症」向けなど2種類の抗がん剤を発売する。新薬の治験は中期~後期の段階。
さらにスイス・ロシュからは、数年内に2つの乳がん治療新薬が、英グラクソスミスクラインからは筋肉に発生するがん治療薬などが発売さえる。全て、発売時期は欧米と大きな差が出ないとのこと。
世界最速で進む超高齢化の日本の抗がん剤市場は、 2019年には2010年対比で73%増の1兆1771億円に達する。高まる医療費は社会問題化している一方で、使えるがん新薬が早期に増えることは、がん患者と家族、関係者にとっては朗報と言える。願わくは、拙速な治験・承認で副作用等の薬害問題が発生しないことが望まれる。
2012年07月27日 Posted by すもも at 00:00 │Comments(0) │ニュース・・・がん
30年ぶりの抗がん剤新薬承認
悪性リンパ腫治療薬の新薬「ADCETRIS(一般名:ブレンツキシマブ ベドチン)」が、欧州医薬品庁から条件付ながらも販売承認を推奨する見解を取得した。
ADCETRISは、古典的ホジキンリンパ腫と全身性未分化大細胞リンパ腫を治療対象としており、それぞれのリンパ腫に発現するCD30抗原を標的とした抗体薬物複合体だ。今回、条件付き販売承認を推奨された効能・効果は、下記の2点。
(1)自己幹細胞移植後、または、自己幹細胞移植や多剤併用化学療法が適さず少なくとも2種類以上の治療を実施した、成人の再発・難治性のCD30陽性ホジキンリンパ腫
(2)成人の再発・難治性の全身性未分化大細胞リンパ腫
再発・難治性のホジキンリンパ腫の治療においては30年以上にわたって新薬が承認されておらず、新薬が待望されていた。 ADCETRISは再発・難治性のホジキンリンパ腫および全身性未分化大細胞リンパ腫の治療に貢献すると期待されている。
「 条件付き販売承認」とは、生命を脅かす病気に対して有望と考えられる薬剤を、患者さんへのベネフィットが正式に証明される前であっても、予備的証拠に基づき承認し販売可能とするEMAの制度である。
今後、新薬「ADCETRIS(一般名:ブレンツキシマブ ベドチン)」は、欧州委員会(EC)で審議され、正式な承認を取得した後、まずは欧州27カ国で販売可能される予定。
http://blog.kougan.info/
ADCETRISは、古典的ホジキンリンパ腫と全身性未分化大細胞リンパ腫を治療対象としており、それぞれのリンパ腫に発現するCD30抗原を標的とした抗体薬物複合体だ。今回、条件付き販売承認を推奨された効能・効果は、下記の2点。
(1)自己幹細胞移植後、または、自己幹細胞移植や多剤併用化学療法が適さず少なくとも2種類以上の治療を実施した、成人の再発・難治性のCD30陽性ホジキンリンパ腫
(2)成人の再発・難治性の全身性未分化大細胞リンパ腫
再発・難治性のホジキンリンパ腫の治療においては30年以上にわたって新薬が承認されておらず、新薬が待望されていた。 ADCETRISは再発・難治性のホジキンリンパ腫および全身性未分化大細胞リンパ腫の治療に貢献すると期待されている。
「 条件付き販売承認」とは、生命を脅かす病気に対して有望と考えられる薬剤を、患者さんへのベネフィットが正式に証明される前であっても、予備的証拠に基づき承認し販売可能とするEMAの制度である。
今後、新薬「ADCETRIS(一般名:ブレンツキシマブ ベドチン)」は、欧州委員会(EC)で審議され、正式な承認を取得した後、まずは欧州27カ国で販売可能される予定。
http://blog.kougan.info/
2012年07月25日 Posted by すもも at 00:00 │Comments(0) │ニュース・・・がん
再発乳がんの抗がん剤新薬が最終段階へ
再発乳がんの抗がん剤新薬が最終段階へ
卵巣がん、非小細胞肺がん、乳がん、胃がん治療用の抗がん剤新薬「NK105」が、転移・再発乳がんを対象に実用化の最終段階である第III相比較臨床試験を開始した。
既存の卵巣がんや非小細胞肺がん、乳がん、胃がんの治療向け抗がん剤 「パクリタキセル」が世界的に普及しているが、抗がん剤自体の副作用だけでなく、製剤化の際に使うアルコールを基にした特殊な溶媒が原因の副作用も生じる欠点があった。
新開発の抗がん剤新薬「NK105」は、「パクリタキセル」を高分子ポリマーのカプセルに封入したミセル化ナノ粒子製剤であるため、課題であった副作用が大幅に軽減できる特徴がある。
乳がん向けの新薬として承認後は、卵巣がん、肺がん、胃がんへの新薬申請・承認も順次に実施される見込みだ。
癌治療の最新情報:http://blog.kougan.info/
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パクリタキセル:http://www.anticancer-drug.net/plant_alkaloids/paclitaxel.htm
http://www.gsic.jp/medicine/mc_01/05/
卵巣がん、非小細胞肺がん、乳がん、胃がん治療用の抗がん剤新薬「NK105」が、転移・再発乳がんを対象に実用化の最終段階である第III相比較臨床試験を開始した。
既存の卵巣がんや非小細胞肺がん、乳がん、胃がんの治療向け抗がん剤 「パクリタキセル」が世界的に普及しているが、抗がん剤自体の副作用だけでなく、製剤化の際に使うアルコールを基にした特殊な溶媒が原因の副作用も生じる欠点があった。
新開発の抗がん剤新薬「NK105」は、「パクリタキセル」を高分子ポリマーのカプセルに封入したミセル化ナノ粒子製剤であるため、課題であった副作用が大幅に軽減できる特徴がある。
乳がん向けの新薬として承認後は、卵巣がん、肺がん、胃がんへの新薬申請・承認も順次に実施される見込みだ。
癌治療の最新情報:http://blog.kougan.info/
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パクリタキセル:http://www.anticancer-drug.net/plant_alkaloids/paclitaxel.htm
http://www.gsic.jp/medicine/mc_01/05/
2012年07月20日 Posted by すもも at 00:00 │Comments(0) │ニュース・・・がん
血液1滴から早期大腸がんを発見する新手法
血液1滴から早期大腸がんを発見する新手法
1滴の血液から早期の大腸がんをも発見する新手法が開発された。
大腸がんは食事の欧米化などが原因で増加傾向であり、国内では年間約4万5千人(2010年)が死亡。肺がん、胃がんに続いて、日本人のがんによる死因の3位となっている。
しかし、早期の大腸がんは治療できる可能性が高いものの自覚症状が無く、既存の検査法では便を採取して血液の有無を調べたり、がんが出す血中のタンパク質を調べたりしていたが、いずれもがん発見の精度は低いものだった。
新開発された新手法では、「メタボロミクス」と呼ばれる代謝物質の解析法によって、大腸がん患者の血液中に多いアスパラギン酸など4種類を数式化して判定する。従来の方法では診断が難しかった早期の大腸がんでも見分けられるため、大腸がんの早期発見早期治療が実現できる可能性が高い。
検証実験では、大腸がん患者60人と健康な60人とを比べ、アミノ酸の一種「アスパラギン酸」など4種類の物質について、いずれもがん患者の方が平均2~3倍多いことを発見した。
さらに、別の大腸がん患者と健康な人のそれぞれ約60人で検証すると、従来のがん指標となるタンパク質では早期がんの1割程度しか診断できなかったが、4種類の物質を使った診断法では8割以上が診断できたのだ。非常に高い検査精度だと言える。
今後は発見された4種類の物資を使ってさらに簡単に診断できる機器の製造・実用化が予定されており、その後には、胃がんや膵臓がんなどの早期診断法の開発が期待されている。
神戸大大学院医学研究科のグループが開発に成功し米科学誌プロスワンに発表した。
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先日も仲のいい友達のお母さんが大腸がんというのを聞きました
がんになってよく聞く、がん種に「乳がん」「大腸がん」「前立腺がん」があります
その中で、本人がというよりも親がというのが一番多かったのが「大腸がん」でした
大腸がんの検査が血液検査でわかるというのもいいと思います
ついつい、大腸がんの検査って・・・と敬遠してしまいます
以前、書いた私の出血はその後は何もなく過ぎています
今度出血があったら、ちゃんと検査に行きます
1滴の血液から早期の大腸がんをも発見する新手法が開発された。
大腸がんは食事の欧米化などが原因で増加傾向であり、国内では年間約4万5千人(2010年)が死亡。肺がん、胃がんに続いて、日本人のがんによる死因の3位となっている。
しかし、早期の大腸がんは治療できる可能性が高いものの自覚症状が無く、既存の検査法では便を採取して血液の有無を調べたり、がんが出す血中のタンパク質を調べたりしていたが、いずれもがん発見の精度は低いものだった。
新開発された新手法では、「メタボロミクス」と呼ばれる代謝物質の解析法によって、大腸がん患者の血液中に多いアスパラギン酸など4種類を数式化して判定する。従来の方法では診断が難しかった早期の大腸がんでも見分けられるため、大腸がんの早期発見早期治療が実現できる可能性が高い。
検証実験では、大腸がん患者60人と健康な60人とを比べ、アミノ酸の一種「アスパラギン酸」など4種類の物質について、いずれもがん患者の方が平均2~3倍多いことを発見した。
さらに、別の大腸がん患者と健康な人のそれぞれ約60人で検証すると、従来のがん指標となるタンパク質では早期がんの1割程度しか診断できなかったが、4種類の物質を使った診断法では8割以上が診断できたのだ。非常に高い検査精度だと言える。
今後は発見された4種類の物資を使ってさらに簡単に診断できる機器の製造・実用化が予定されており、その後には、胃がんや膵臓がんなどの早期診断法の開発が期待されている。
神戸大大学院医学研究科のグループが開発に成功し米科学誌プロスワンに発表した。
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先日も仲のいい友達のお母さんが大腸がんというのを聞きました
がんになってよく聞く、がん種に「乳がん」「大腸がん」「前立腺がん」があります
その中で、本人がというよりも親がというのが一番多かったのが「大腸がん」でした
大腸がんの検査が血液検査でわかるというのもいいと思います
ついつい、大腸がんの検査って・・・と敬遠してしまいます
以前、書いた私の出血はその後は何もなく過ぎています
今度出血があったら、ちゃんと検査に行きます
2012年07月15日 Posted by すもも at 00:00 │Comments(0) │ニュース・・・がん
抗がん剤が対象外の被害救済制度
抗がん剤が対象外の被害救済制度
2012.07.11 Wednesday
抗がん剤の副作用被害に対する公的な救済制度の創設が先送りとなる可能性が高まっている。
「抗がん剤の副作用被害救済制度」は、抗がん剤イレッサの副作用で被害を受けた患者遺族の訴訟を通じて、患者側から要望され、かつ、裁判所の和解勧告を拒んだ際に国が制度創設の検討を表明していた。
抗がん剤以外の医薬品に対しては、薬害・副作用で重い障害を負ったり死亡したりした場合に、医療費などが支払われる公的な制度があるが、 抗がん剤は対象外であったために、別の救済制度の創設が強く要望されていたものだ。
しかし、重い副作用が高い確率で起きることを前提として投与する抗がん剤に対して、制度の創設は難題が多く指摘された。「制度設計を急ぐと、かえってがん医療を委縮させてしまう」という慎重論は、国と製薬会社側の論理であり、とてもがん患者側の心情を汲んだものではない。
最低限でも「継続検討」として、早期の制度創設が期待される。
2012.07.11 Wednesday
抗がん剤の副作用被害に対する公的な救済制度の創設が先送りとなる可能性が高まっている。
「抗がん剤の副作用被害救済制度」は、抗がん剤イレッサの副作用で被害を受けた患者遺族の訴訟を通じて、患者側から要望され、かつ、裁判所の和解勧告を拒んだ際に国が制度創設の検討を表明していた。
抗がん剤以外の医薬品に対しては、薬害・副作用で重い障害を負ったり死亡したりした場合に、医療費などが支払われる公的な制度があるが、 抗がん剤は対象外であったために、別の救済制度の創設が強く要望されていたものだ。
しかし、重い副作用が高い確率で起きることを前提として投与する抗がん剤に対して、制度の創設は難題が多く指摘された。「制度設計を急ぐと、かえってがん医療を委縮させてしまう」という慎重論は、国と製薬会社側の論理であり、とてもがん患者側の心情を汲んだものではない。
最低限でも「継続検討」として、早期の制度創設が期待される。
2012年07月13日 Posted by すもも at 00:00 │Comments(0) │ニュース・・・がん
コーヒー,紅茶,チョコレートが皮膚がん予防に効果的
コーヒー,紅茶,チョコレートが皮膚がん予防に効果的
コーヒーに含まれるカフェインが皮膚がんの予防に効果的であるとの研究報告が発表された。
20 年間以上に渡る男女 112,897 人を対象とした経過観察によって、一日に 2 杯以上のコーヒーを飲んでいる人はそうでない人に比べて、基底細胞ガンを発症する確率が 20 % も低いことが分かったのだ。また、コーラやチョコレート、紅茶などの飲料及び食品に関しても、カフェインが含まれれば同様のがん予防効果が期待できるが、カフェイン成分を含まないカフェインレスコーヒー(デカフェコーヒー)には がん予防の効果は無い。
紫外線が原因で皮膚細胞のDNAが損傷を受けると皮膚がんを発症しやすくなるのだが、カフェインには、損傷を受けてがん化した皮膚細胞を殺す作用効果があると推察されている。
ハーバード大の Jiali Han 准教授らが研究成果を発表した。
http://blog.kougan.info/
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コーヒー、子宮体がん予防に効果 毎日3杯で危険度6割減
コーヒーを1日3杯以上飲む女性は、ほとんど飲まない女性に比べ、子宮体がんになる危険度が約6割も低いとの疫学調査結果を、厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)が1日発表した。
子宮体がんは、肥満や糖尿病の人、女性ホルモンの働きの活発な人がなりやすいとされる。研究班の島津太一国立がんセンター研究員は「コーヒーが血糖値を下げたり、女性ホルモンの働きを調整したりすることで、危険度を下げているのではないか」と話している。
調査は、岩手、大阪など9府県の40-69歳の女性約5万4000人を1990年から最長で15年追跡。この間に117人が子宮体がんと診断された。
調査開始時にコーヒーを飲む習慣について聞き取り、飲む量によって4つのグループに分けて子宮体がんとの関連を調べた。コーヒーを飲む頻度が週に2日以下というグループと比較すると、毎日1、2杯飲む人で約4割、毎日3杯以上飲む人では約6割、発症の危険度が低かった。
http://www.47news.jp/CN/200809/CN2008090101000272.html
子宮体がんに効果的という記事は、私が仙台の病院に始めて行った時に見かけた記事です
『子宮頸がんにもコーヒーが効いたらな・・・』って思いました
そして、自分が知らないところでこういう研究をしている人がいるんやと不思議な気がしました
今回は皮膚がんということですが、あんまりコーヒーを飲まない私ですが
1日3杯程度なら飲めるかな。って思った私でした
コーヒーに含まれるカフェインが皮膚がんの予防に効果的であるとの研究報告が発表された。
20 年間以上に渡る男女 112,897 人を対象とした経過観察によって、一日に 2 杯以上のコーヒーを飲んでいる人はそうでない人に比べて、基底細胞ガンを発症する確率が 20 % も低いことが分かったのだ。また、コーラやチョコレート、紅茶などの飲料及び食品に関しても、カフェインが含まれれば同様のがん予防効果が期待できるが、カフェイン成分を含まないカフェインレスコーヒー(デカフェコーヒー)には がん予防の効果は無い。
紫外線が原因で皮膚細胞のDNAが損傷を受けると皮膚がんを発症しやすくなるのだが、カフェインには、損傷を受けてがん化した皮膚細胞を殺す作用効果があると推察されている。
ハーバード大の Jiali Han 准教授らが研究成果を発表した。
http://blog.kougan.info/
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コーヒー、子宮体がん予防に効果 毎日3杯で危険度6割減
コーヒーを1日3杯以上飲む女性は、ほとんど飲まない女性に比べ、子宮体がんになる危険度が約6割も低いとの疫学調査結果を、厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)が1日発表した。
子宮体がんは、肥満や糖尿病の人、女性ホルモンの働きの活発な人がなりやすいとされる。研究班の島津太一国立がんセンター研究員は「コーヒーが血糖値を下げたり、女性ホルモンの働きを調整したりすることで、危険度を下げているのではないか」と話している。
調査は、岩手、大阪など9府県の40-69歳の女性約5万4000人を1990年から最長で15年追跡。この間に117人が子宮体がんと診断された。
調査開始時にコーヒーを飲む習慣について聞き取り、飲む量によって4つのグループに分けて子宮体がんとの関連を調べた。コーヒーを飲む頻度が週に2日以下というグループと比較すると、毎日1、2杯飲む人で約4割、毎日3杯以上飲む人では約6割、発症の危険度が低かった。
http://www.47news.jp/CN/200809/CN2008090101000272.html
子宮体がんに効果的という記事は、私が仙台の病院に始めて行った時に見かけた記事です
『子宮頸がんにもコーヒーが効いたらな・・・』って思いました
そして、自分が知らないところでこういう研究をしている人がいるんやと不思議な気がしました
今回は皮膚がんということですが、あんまりコーヒーを飲まない私ですが
1日3杯程度なら飲めるかな。って思った私でした

2012年07月11日 Posted by すもも at 00:00 │Comments(0) │ニュース・・・がん
肝臓がんの再発予防に効果的
肝臓がんの再発予防に効果的
肝臓がんは非常に再発しやすい、やっかいながん。完璧な治療で完快を得ても、年に15~20%という高い確率でがんが再発する。5年間での再発率は約80%にもなるのだ。
手術での切除や、熱してがん細胞を死滅させるラジオ波焼灼(しょうしゃく)術でがんを完全に取り去っても、残った肝臓はすでに慢性の肝臓病が進行して肝がんができやすい状態になっている。そのため、肝臓の他の場所にがんが再発し易いのだ。
肝臓がんの治療は、一旦克服した後の再発予防や最も重要なのだ。残念ながら肝がんの再発を直接防ぐ治療はまだ無い。
しかしウイルスを抑えることは肝臓の働きを改善しがんの再発予防に効果的だ。B型肝炎やC型肝炎では一度 肝臓がんができた後でも、ウイルスを抑制することで、長期的な再発予防効果が得られる。
将来的には、肝臓がんの再発を抑える有望な薬が開発中なので、新薬の登場を待ちたい。
それまでは、肝臓がんの治療後は50%のがん再発を前提に、定期的な血液検査とエコー、コンピューター断層撮影装置(CT)などの画像診断が不可欠だ。 がん再発を早期に発見することで、再度の根治的な治療が可能となる。
肝臓がんは、慢性肝炎・肝硬変に対する治療が進歩したことで、発症が回避できるようになった。また早期発見技術が増え、その後のがん治療技術も進展し、さらに肝がん根治後の肝炎・肝硬変の治療と画像診断を繰り返すフォローの徹底によって、治療成績が飛躍的に向上している。
50%のがん再発率にも恐れる必要は無く、治療が可能だと信じて、検診を欠かさないことだ。
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癌治療の最新情報:http://blog.kougan.info/
肝臓がんは非常に再発しやすい、やっかいながん。完璧な治療で完快を得ても、年に15~20%という高い確率でがんが再発する。5年間での再発率は約80%にもなるのだ。
手術での切除や、熱してがん細胞を死滅させるラジオ波焼灼(しょうしゃく)術でがんを完全に取り去っても、残った肝臓はすでに慢性の肝臓病が進行して肝がんができやすい状態になっている。そのため、肝臓の他の場所にがんが再発し易いのだ。
肝臓がんの治療は、一旦克服した後の再発予防や最も重要なのだ。残念ながら肝がんの再発を直接防ぐ治療はまだ無い。
しかしウイルスを抑えることは肝臓の働きを改善しがんの再発予防に効果的だ。B型肝炎やC型肝炎では一度 肝臓がんができた後でも、ウイルスを抑制することで、長期的な再発予防効果が得られる。
将来的には、肝臓がんの再発を抑える有望な薬が開発中なので、新薬の登場を待ちたい。
それまでは、肝臓がんの治療後は50%のがん再発を前提に、定期的な血液検査とエコー、コンピューター断層撮影装置(CT)などの画像診断が不可欠だ。 がん再発を早期に発見することで、再度の根治的な治療が可能となる。
肝臓がんは、慢性肝炎・肝硬変に対する治療が進歩したことで、発症が回避できるようになった。また早期発見技術が増え、その後のがん治療技術も進展し、さらに肝がん根治後の肝炎・肝硬変の治療と画像診断を繰り返すフォローの徹底によって、治療成績が飛躍的に向上している。
50%のがん再発率にも恐れる必要は無く、治療が可能だと信じて、検診を欠かさないことだ。
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癌治療の最新情報:http://blog.kougan.info/
2012年06月23日 Posted by すもも at 00:00 │Comments(2) │ニュース・・・がん
乳がん治療に新薬治験が好成績
転移乳がんの抗がん剤新薬の治験が最終段階で良好な治療結果が報告された。
乳がんの抗がん剤新薬は、trastuzumab emtansine(T-DM1)。 T-DM1は、分子標的薬のトラスツズマブ(商品名:ハーセプチン)と細胞毒性薬のemtansine (DM1)から成る複合体で、米国食品医薬品局(FDA)の承認を受ける前に必要な最終段階(第3相試験)にある。
T-DM1を使用すると、標準療法よりも生存期間が改善されるとの研究報告が発表されたのだ。
米デューク癌研究所が実施さいた治験は、 1,000人近くの乳がん患者に下記のいずれかによる治療を行った。
T-DM1:ラスツズマブ(商品名:ハーセプチン)と細胞毒性薬のemtansine (DM1)から成る複合体の新薬 XL:カペシタビン(商品名:ゼローダ)とラパチニブ(商品名:タイケルブ)
HER2(ヒト上皮成長因子受容体2)陽性乳癌(がん)患者を治療するためにデザインされた米シカゴで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次集会で発表された。
治験開始の2年後、T-DM1群では65.4%、XL群では47.5%が生存していた。無増悪生存期間(PFS)中央値はT-DM1群が9.6カ月、XL群が6.4カ月であり、 T-DM1は、HER2過剰発現が確認された転移乳癌に対して有効な承認済みの治療法よりも有意に優れていると結論された。
なお、血小板数減少などいくつかの副作用はT-DM1群に多くみられたが、 XL群の方が、下痢,胃のむかつきおよび発赤、手掌および足裏の腫張および疼痛の発現率が高かった。
乳がん新薬T-DM1は、用量制限が必要な毒性がほぼ皆無で、転移乳癌患者にとっては画期的な抗がん剤新薬として期待されている。
癌治療の最新情報:http://blog.kougan.info/?eid=1172157
【ASCO特別版】EMILIA T-DM1がHER2陽性転移性乳がんのファーストラインでの有効性示す
http://mixonline.jp/tabid/55/artid/42660/Defalut.aspx
乳がんの抗がん剤新薬は、trastuzumab emtansine(T-DM1)。 T-DM1は、分子標的薬のトラスツズマブ(商品名:ハーセプチン)と細胞毒性薬のemtansine (DM1)から成る複合体で、米国食品医薬品局(FDA)の承認を受ける前に必要な最終段階(第3相試験)にある。
T-DM1を使用すると、標準療法よりも生存期間が改善されるとの研究報告が発表されたのだ。
米デューク癌研究所が実施さいた治験は、 1,000人近くの乳がん患者に下記のいずれかによる治療を行った。
T-DM1:ラスツズマブ(商品名:ハーセプチン)と細胞毒性薬のemtansine (DM1)から成る複合体の新薬 XL:カペシタビン(商品名:ゼローダ)とラパチニブ(商品名:タイケルブ)
HER2(ヒト上皮成長因子受容体2)陽性乳癌(がん)患者を治療するためにデザインされた米シカゴで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)年次集会で発表された。
治験開始の2年後、T-DM1群では65.4%、XL群では47.5%が生存していた。無増悪生存期間(PFS)中央値はT-DM1群が9.6カ月、XL群が6.4カ月であり、 T-DM1は、HER2過剰発現が確認された転移乳癌に対して有効な承認済みの治療法よりも有意に優れていると結論された。
なお、血小板数減少などいくつかの副作用はT-DM1群に多くみられたが、 XL群の方が、下痢,胃のむかつきおよび発赤、手掌および足裏の腫張および疼痛の発現率が高かった。
乳がん新薬T-DM1は、用量制限が必要な毒性がほぼ皆無で、転移乳癌患者にとっては画期的な抗がん剤新薬として期待されている。
癌治療の最新情報:http://blog.kougan.info/?eid=1172157
【ASCO特別版】EMILIA T-DM1がHER2陽性転移性乳がんのファーストラインでの有効性示す
http://mixonline.jp/tabid/55/artid/42660/Defalut.aspx
2012年06月19日 Posted by すもも at 00:00 │Comments(0) │ニュース・・・がん
前立腺がん, 胃がん が転移する原因物質を特定
前立腺がん, 胃がん が転移する原因物質を特定
胃がんや前立腺のがん細胞の転移に関与する特定のたんぱく質が発見された。抗がん剤新薬の開発に繋がる可能性を秘めている。
発見された物質は「デイプル」と呼ばれるたんぱく質の一種。デイプルを培養した細胞実験は、胃や前立腺がんの転移を促す信号として知られる別のたんぱく質「ウィント」との相関関係が調べられた。その結果、デイプルを培養した細胞では、ウィントがデイプルを活性化してがん細胞が活性化されたが、デイプルの働きを抑えた細胞では、 がん細胞の活性化は見られなかった。つまり、「デイプル」の働きを抑制することで、「ウィント」の働きを抑制でき、それががん細胞の転移・増殖を抑制できるのだ。
さらに、マウスに傷を付けた実験では、皮膚の表面や真皮の中にあるデイプルが傷口の治癒に効果があることも判明した。今後は「デイプル」が人体にどう作用するかを調べ、 がんの予後の回復や転移の仕組みを解明し、胃がんや前立腺がんの抗がん剤新薬の開発が期待される。
研究は、名古屋大が英科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に発表した。
前立腺がん, 胃がん が転移する原因物質を特定:http://gan-naotta.blogspot.jp/2012/05/blog-post_31.html
胃がんや前立腺のがん細胞の転移に関与する特定のたんぱく質が発見された。抗がん剤新薬の開発に繋がる可能性を秘めている。
発見された物質は「デイプル」と呼ばれるたんぱく質の一種。デイプルを培養した細胞実験は、胃や前立腺がんの転移を促す信号として知られる別のたんぱく質「ウィント」との相関関係が調べられた。その結果、デイプルを培養した細胞では、ウィントがデイプルを活性化してがん細胞が活性化されたが、デイプルの働きを抑えた細胞では、 がん細胞の活性化は見られなかった。つまり、「デイプル」の働きを抑制することで、「ウィント」の働きを抑制でき、それががん細胞の転移・増殖を抑制できるのだ。
さらに、マウスに傷を付けた実験では、皮膚の表面や真皮の中にあるデイプルが傷口の治癒に効果があることも判明した。今後は「デイプル」が人体にどう作用するかを調べ、 がんの予後の回復や転移の仕組みを解明し、胃がんや前立腺がんの抗がん剤新薬の開発が期待される。
研究は、名古屋大が英科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に発表した。
前立腺がん, 胃がん が転移する原因物質を特定:http://gan-naotta.blogspot.jp/2012/05/blog-post_31.html