スポンサーリンク
なぜがんになるの?
先日、インターネットのトップページで『感染するがん』と書かれていて
クリックしてみたら「子宮頚がん」でした
私のように「なんだろう?」って思うのを狙ったのかも知れません
でも、あまりの知識のなさに悲しくなってしまいました
子宮頚がんは「感染するがん」なのですか?
確かにヒトパピローマウイルスは感染します
でも、それに感染した人全てががんになる訳ではありません
なぜ、そのような見出しをつけなくてはいけないのでしょうか?
がんに対する正確な知識もない人が見たら「がんって感染するんだ」という事になります
そう言われた事があるという患者さんの話を聞いた事があります
クリックしてきちんと読めば、違うんだってわかるけれど、ただクリックしてみた
ただ気になってみてみた。という人がいたら・・・
このトップページを作った人の意図が知りたくなりました

がんは遺伝子の病気です。遺伝子はヒトが有する約60兆個の細胞のそれぞれの中になる設計図です
その中で発ガンにかかわる遺伝子は「がん遺伝子」と「がん抑制遺伝子」があります
これらは正常細胞の増殖を促したり調整したりするアクセルとブレーキの関係を持つ遺伝子です
ところが、これらの遺伝子がさまざまな要因で傷つくと(変異)細胞のがん化を許してしまうのです
発ガンに関連する複数の遺伝子が段階的に変化することで、がん細胞が発生するとする学説を
「多段階発ガン説」といいます
ただし、遺伝子が傷ついたからといって細胞はすぐにがん化する訳ではなく、体の中では常に
「修理専門」の遺伝子が傷ついた遺伝子を直したり、がん化した細胞を排除したりしています
ところがこれを繰り返すうちに、ある時期から修理・排除しきれなくなり、一気にがん細胞は
分裂・増殖をはじめ、その固まり(腫瘍)が検査で発見される大きさにまで育ってしまうのです
最初にがん細胞ができてから「がん」と診断できるレベルの大きさに育つまで通常10年~20年
かかるといわれています
遺伝子を傷つける原因には、発ガン物質やウイルスなど外的要因と発ガン物質に対する感受性などの
内的要因が関係しています
私たちは呼吸をしたり、食物を摂取したりして、さまざまな物質をからだの中に取り込んでいます。
その中には、なんらかの発ガンにつながる可能性があります
例えば、たばこ・食品添加物・保存食品・加工食品・汚染された空気などは発ガンにつながる可能性が
あるといわれています
発ガンに関する感受性とは、がんのなりやすさの強弱といえるもので、どの臓器のがんになるか
どんなものに反応するかは人それぞれ。
同じような環境にさらされていても、がんになる人、ならない人がいます。
ウイルスとがんが関連している場合もあります。B型・C型のウイルス性肝炎に感染すると
肝細胞のがんのリスクがあります
またヒトパピローマウイルス(HPV)に感染すると子宮頚がんのリスクが増えます
でも、感染=がんではありません。くれぐれもそれを忘れないでください
がん情報サービス:http://ganjoho.ncc.go.jp/public/index.html
クリックしてみたら「子宮頚がん」でした
私のように「なんだろう?」って思うのを狙ったのかも知れません
でも、あまりの知識のなさに悲しくなってしまいました
子宮頚がんは「感染するがん」なのですか?
確かにヒトパピローマウイルスは感染します
でも、それに感染した人全てががんになる訳ではありません
なぜ、そのような見出しをつけなくてはいけないのでしょうか?
がんに対する正確な知識もない人が見たら「がんって感染するんだ」という事になります
そう言われた事があるという患者さんの話を聞いた事があります
クリックしてきちんと読めば、違うんだってわかるけれど、ただクリックしてみた
ただ気になってみてみた。という人がいたら・・・
このトップページを作った人の意図が知りたくなりました

がんは遺伝子の病気です。遺伝子はヒトが有する約60兆個の細胞のそれぞれの中になる設計図です
その中で発ガンにかかわる遺伝子は「がん遺伝子」と「がん抑制遺伝子」があります
これらは正常細胞の増殖を促したり調整したりするアクセルとブレーキの関係を持つ遺伝子です
ところが、これらの遺伝子がさまざまな要因で傷つくと(変異)細胞のがん化を許してしまうのです
発ガンに関連する複数の遺伝子が段階的に変化することで、がん細胞が発生するとする学説を
「多段階発ガン説」といいます
ただし、遺伝子が傷ついたからといって細胞はすぐにがん化する訳ではなく、体の中では常に
「修理専門」の遺伝子が傷ついた遺伝子を直したり、がん化した細胞を排除したりしています
ところがこれを繰り返すうちに、ある時期から修理・排除しきれなくなり、一気にがん細胞は
分裂・増殖をはじめ、その固まり(腫瘍)が検査で発見される大きさにまで育ってしまうのです
最初にがん細胞ができてから「がん」と診断できるレベルの大きさに育つまで通常10年~20年
かかるといわれています
遺伝子を傷つける原因には、発ガン物質やウイルスなど外的要因と発ガン物質に対する感受性などの
内的要因が関係しています
私たちは呼吸をしたり、食物を摂取したりして、さまざまな物質をからだの中に取り込んでいます。
その中には、なんらかの発ガンにつながる可能性があります
例えば、たばこ・食品添加物・保存食品・加工食品・汚染された空気などは発ガンにつながる可能性が
あるといわれています
発ガンに関する感受性とは、がんのなりやすさの強弱といえるもので、どの臓器のがんになるか
どんなものに反応するかは人それぞれ。
同じような環境にさらされていても、がんになる人、ならない人がいます。
ウイルスとがんが関連している場合もあります。B型・C型のウイルス性肝炎に感染すると
肝細胞のがんのリスクがあります
またヒトパピローマウイルス(HPV)に感染すると子宮頚がんのリスクが増えます
でも、感染=がんではありません。くれぐれもそれを忘れないでください
がん情報サービス:http://ganjoho.ncc.go.jp/public/index.html
タグ :がん