たまりば

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人を見る目がない人

人を見る目がない人

相手が自分にないものをもっていたとき 意外なところを褒められたとき あなたの「人を見抜く力」は間違える!
気鋭の心理学者が、行動・記憶・認知心理学の実験データに基づき書き下ろした さらば、間違いだらけの「人選び」

こうして人は騙される――本書に登場する見誤りの罠
●「ジョハリの窓」自分の知らない良さを指摘してくれた人に心を許しやすい
●「メタ認知」自分を客観的に見せながら話されると説得されやすい
●「50%効果」人は半信半疑くらいの相手に強く引かれやすい
●「気分一致効果」暗くてにぎやかな場所では思考力が低下しやすい
●「認定評価効果」評価基準が気まぐれな相手に引かれやすい

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仕事をしていないうちにできるだけ本を読みたいと思って、1日1~2冊のペースで読んでいます

図書館だから買いそうにない本。でも、読んでみたい。というのが選ぶ基準です

この本の中で「自分の中の思い込み」というのがありました

人の脳はケチにできていて「以前、会った人とOOが似ている」というたったそれだけの理由で、人を決め付けたりします

また学歴のある人が黙っていると「寡黙で慎重な人」なのに、学歴がない人には「何を考えているかわからない人だ」と勝手に解釈してしまったりします

その人の本質を時間をかけて知ろうというのではなく、脳が考えることをケチっているそうです
そして、それは沢山の人と出会っている人のほうが沢山、脳もケチるそうです

確かに!と思い当たる節はあります

その思い込みを書き出すだけで、その人の思考のクセがわかってそれを正していくことで人を見ることができるということです

私の思い込み・・・

・手の大きな人は、心が広い
・手の女性的な男性は、性格も女性的
・手の指のぷっくりした女性は優しい
・口角が下がっている人は、性悪
・色白の女性は、美人
・目の大きな人は、性格も可愛らしい
・背の小さい人は、可愛い
・背の大きな人は、しっかり者
・つむじが2つある人は頑固者
・自動販売機で買えないタバコを吸う人は、へんこつ(変わり者?)
・無口な人は思慮深い

などなど、ぱっと見でわかるようなものだけでもこんなにあるんだ~~と思った

これが手相占いや顔相占いなら、また違った解釈もできるかもしれないけれど、私の思い込みって沢山あるんだなって思いました

これを自分の友達に当てはめて「う~~ん、当たっているような」と思う人もいるし「これは違うかな」なんて思うことも度々。。。

あと、住んでいるところから遠い場所の人に対して親近感がわかない・厳しいというのがありました

例えば東京の人が大阪の人を「あまり好きではない」というけれど、東北の人を「いい人」というそうです
これが大阪の人なら東京の人を「あまり好きではない」というけれど九州の人を「いい人」と思う

自分がなじみのある地域の人を好意的にいうというのは、県民性などをみてもわかる気がします

全く知らない人でも自分と同じ出身地や県だったりすると、なんだか親しみがわくというのはある気がします。何かで面接の時に出身地をいうと、もしも面接官に同郷の人がいると合格の確立があがる。というのを読んだことがあります。同じ能力の人なら、同県民を。という心理が働くからだそうです

人を見る目って、最初が肝心だけれど段々と記憶が更新されていくこともあります

最初は嫌な人だなって思っていた人が、いつの間にか「好き」になっているってこともあります
そんな時に「最初は、なんてことなかったんだけどな・・・」なんて思って自分の勘を疑ったりします
あとは、そっけない人の優しい一面を見て、なんだか「自分だけが知っている彼」みたいな気持ちが湧いてきて気がついたら好きになっている。ということや、反対に「いい人だと思っていたのに」ということも。
どちらかといえば「いい人」→「嫌な人」になった時のほうが大変な気がします

第一印象で嫌な人?というのは、いい人になる可能性は高いし、すぐに更新してもらえそうだけど反対になった場合は、3倍くらいの何かがないといい人に戻れない気がします

本の中で色々な思い込みや人の思考のクセなどが書かれていました

また心理学でよく出てくる「ジョハリの窓」「モデリング効果」「ロミオとジュリエット効果」など心理学としては知らなくても「ああ、わかるな~~」なんて納得できることも例題をあげて書いてありました

ドラマの中で主人公が話す台詞や内容が「あれって、このことだったのかな」なんて思うことも度々。

自分の相手を見る時のクセを知るにもいい1冊だと思いました

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    2012年04月08日 Posted byすもも at 00:00 │読んだ本・・・心理学


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