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かまわれたい人々

かまわれたい人々

◎「家族」はペットのネコだけ
◎ひとりぼっちの「男性おひとりさま」
◎「仕事」に依存する会社人間
◎「お客様相談室」に人生相談をもちかける
◎性的な遊びをせず、「お喋り」のためだけに風俗嬢に貢ぎ続ける
現代社会に生み出された『かまわれたい人々』、
「孤独」の底に隠された「願望」を探る。

多くの日本人は、「誰かにかまってほしい」という気持ちを持っています。

これは正確に言えば、
「誰かにかまってほしい。だけど、ひとりの時間がほしい」、
「ほうっておいてほしいけど、ひとりぼっちは嫌だ」という矛盾した
願望のあらわれだと言えます。

こうした葛藤は、「自由」と「孤独」の板ばさみから生まれています。

現代社会は「自由」の価値を声高に叫ぶ社会です。
そしてこの「自由」の大半は、他人から「かまわれない自由」です。
この「自由」には「孤独」の影がつきまといます。
なぜなら、他人から「かまわれない自由」は、
「かまわれない孤独」に容易に転化するからです。
そして、『かまわれたい人々』は、この「孤独」に耐えきれなかった人たちです。

本書は、こうした「自由」と「孤独」の葛藤から生まれた
『かまわれたい人々』を分析するものです。

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退院後に、まだまだ体調が悪いけれど、ずっと家にいるのも気がめいってしまうのでお稽古に通い始めました。一番若い人でも50歳台から、上は80歳台までという幅の広さだったので色々な話が出来て、楽しかったです
そして、それまではご近所に親しい人は大家さんだけだったのが今では沢山できました

先日も、旦那さんが筍嫌いで自分だけでは作らないと言ってた人がいて私が「筍が食べたい~~」というと作ってくれて、おすそ分けしてくれました
ちょっと母親に似た味付けで、とても美味しかったです

「かまわれない自由」は、とても楽な気がします
でも、その反面「かまわれない孤独」もある。というのは、とてもよくわかります

色々な年代の人と話をすると自分が抱えている問題が「案外、大丈夫かも」と思うことが沢山あります
そして、自分にとっては「一生を左右するくらいに大変なこと」が、年齢を重ねた人からすると「乗り越えたこと」だったりもします

「おひとりさま」と言いながら、どこかで繋がっていたいと願っている人が沢山いる気がします

ただ、その中でもルールがあって「自分や家族の自慢話はしない」「詮索をしない」「楽しい顔をする」「暗い話や愚痴は言わない」など最低限守るべきことがある気がしました

本当の意味で「かまわれない自由」というのは、基本的な人間関係を持った上で成り立つような気がしました

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    2012年05月06日 Posted byすもも at 00:00 │Comments(0)読んだ本・・・心理学

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