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がんの病理

がんの病理

がんになると一番最初にがん細胞の検査『病理診』や『細胞診』というものをします

よくテレビや映画などで「顔つきが悪いですね」と、がん細胞を表現することがあります

もちろん、がんそのものを「顔つきが悪い」という「良性腫瘍」と「悪性腫瘍」と区別する場合にいわれることもありますが、がん細胞そのものが持っている性格の良さ・悪さをさしている場合もあります

1言で『がん』といっても、がんの種類は出来た場所だけでなく細胞の種類によっても治療方法が変わってきます

難しいと言われている「すい臓がん」であっても、手術ができて生存率の高いものもあります
反対に、見つかった時には「末期がん」なので、何もしないほうがいい。と言われることもあります

子宮頸がん、子宮体がんだけでもこれだけの種類があります(上の図)

私の子宮頸がんの病理は『b:微小浸潤扁平上皮がん』です
上皮がんとなっているので、上皮にできるがんということです
そして、微小浸潤がんなので、がん細胞が他のところに広がっている可能性があります

病理を見ていくと、同じ「子宮頸がん」であっても、何に由来しているかで治療が変わるのがわかります

腺がんと言われるがんの種類の人は、ホルモンに由来しているので抗がん剤治療をする人が多いです
また、治療後に「ホルモン療法」を受ける人がほとんどです(前立腺がんや乳腺がんなど)

がん治療は、組み合わせによって治療の効果をあげるというものだと思います

手術・放射線・抗がん剤だけの人もいれば、手術+抗がん剤、手術+放射線、手術+抗がん剤+放射線という人もいます

その患者さんの体調や進行度などの状態にもよります

その時に、これほどの細胞の種類と個々のステージで判断していくというのは、やはり『人それぞれ』ということだと思います

芸能人ががんになると色々な憶測が流れます

反対に、退院しただけで「がんを克服」と表現されているのを見ると「がんってそんなに簡単なものじゃないんだけど・・・」と思ったりもします

そして、がんを発表するのであれば、病理やステージをきちんと出して欲しいと思います

そしたら、少しはがんに対する考えが出来た場所だけではないというのが、わかってもらえるんじゃないのかな?って思う私でした

がんサポート:http://www.gsic.jp/inspection/ins_09/index.html

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    2012年07月03日 Posted byすもも at 00:00 │Comments(0)がん

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