がんワクチンをご存じですか?

がん治療情報ガイドもっと「知りたい」がん治療のこと〜がんワクチンをご存じですか?
現在、がん治療は、手術、放射線、化学療法(抗がん剤治療)の3つが基本で、これらは総称して “三大治療(標準治療)”と呼ばれています。
これらの治療法は、これまでに多くの経験と科学的根拠(エビデンス)が確立されているもので、検査などでがんが発見されると、これらのいずれか、もしくは組み合わせでがんを治療します。
しかし残念ながら、すべての患者さんに必ず効果があるとは限らず、副作用が強く出て治療を続けられない場合もあるなど、限界や問題点もあり、新しい治療法の研究が進められています。
第4のがん治療
三大治療に加えて、近年“第4のがん治療”として注目されているのががんワクチンなどの患者さんご自身の“免疫”を用いたがん治療です。ワクチンというと、予防接種を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、「がんワクチン」は治療のためのものです。
三大治療は、外部からの力(手術・放射線・抗がん剤)を借りてがんを治療するのに対し、
免疫療法は本来からだが持っている免疫力(免疫細胞)を活かして、がんと闘うため、
つらい副作用が少ないことが患者さんにとって大きな利点です。
そもそも、がん細胞は健康な人の体内でも毎日約5000個も発生していると言われています。それでも皆ががんにかかるわけではないのは、免疫の力でがん細胞をやっつけているからで、この免疫の力が弱まると、がん細胞が増えるのを抑えられず、がんにかかるのです。
そこで、もう一度免疫の力を活性・強化し、がんへの攻撃力を強めようというのが、がんワクチンなのです。
がんワクチンには、大きく分けて「ペプチドワクチン」と「樹状細胞ワクチン」があり、それぞれプロセスが異なります。2つとも研究段階のものですが、効果が期待できるとして、自由診療で受けられる医療機関も広がってきています。~HPより
がん治療をもっと知りたい方の、がん治療情報ガイド:http://www.gan-info.jp/
2013年01月31日 Posted byすもも at 00:00 │Comments(0) │がん
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