知らずに他人を傷つける人たち

知らずに他人を傷つける人たち
妻や部下の問いかけに答えない、無視する、ため息をつく、バカにした笑いを浮かべる、「自分で考えろ」と言う......。家庭や職場での精神的暴力、モラル・ハラスメントが話題です。「セクハラ」の次に来た新種のハラスメントは一体何モノ?
加害者は、言葉や態度によって巧妙に相手を傷つけることによって、相手を支配し、隷属させようとし、被害者は気づかないうちに相手の術中に陥り、「悪いのは自分のほう」という意識にまでなるといいます。
職場においてモラハラがはびこると、社員のメンタル・ヘルスに悪影響を及ぼし、企業の生産性が低下するのはいうまでもありません。
モラハラは病気なのか、モラハラをなくすにはどうしたらいいか。また、モラハラをしないようにするには何に気をつけるべきか。
本書は、日本人の精神科医による初のモラハラ解説本です。
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モラハラとはモラスハラスメント、平たく言えば、精神的な暴力、嫌がらせのことです
家庭内のモラハラのつらさは密室において(家庭内)起きるマインドコントロールだということだと思いました。外に出ると「いい旦那さん」であって「優しい笑顔」の持ち主が家庭の中で奥さんにだけ向けられる(無視だから向けられない?)精神的な暴力って・・・と思う
友達や親には「いい人でよかったね」と言われてしまうので、余計に「そんな事ないの」とは言えないし・・・
「自分が我慢すればいいんじゃないのかな?」って思ってしまう・・・
それ以前に「私が悪いの?」と思ってしまう部分もある
私も結婚生活でそういうことがありましたが、ある日電話中に隣の部屋にいた旦那が、壁を蹴りました
かなり大きな音だったから、電話の向こうの友達が「何の音?」と聞いてきました
私が「私が電話をしているのが気に入らないから、壁を蹴られた」というと「それはおかしいよ」と言われました。「いくら腹が立っているとはいえ、そういうのっておかしくない?」って友達から言われて、そっか・・・やっぱり変だよねと思った
その時の私は「自分が悪いから?」とか「自分が我慢すれば旦那はかわってくれる」って思っていました
でも、きっとそれって「マインドコントロール状態」だったんだろうなって思います
その後、CAD学校に通ったりお稽古に行ったりと積極的に外に出て行った私は、やはり家庭内で起きていることが「変だよね」と気がつきました
モラハラを受けている人って、自分の価値観や判断基準が正しいとは思えなくなっていくってことが、一番の怖さのように思います
でも、真っ只中にいる人が気がつくのってすごく難しいことだと思います
そして私の経験だけれど「これくらいのことってどこの家庭でもある事じゃないのかな?」とか「これくらいで離婚なんてできないよね」と思っている自分がいます
確かに最初は「それくらい」の事から始まるんだと思います
でも、段々とそれがエスカレートしていくから、大きなことになっていても気がつかなくなっているんだと思いました。「ちょっと変?」と少しでも感じたら、客観的な目で見てみるって大切なんだと思います
家庭内モラハラの詳しい説明はこちらから:http://www.geocities.jp/moraharadoumei/morahara.html
職場のモラハラ:http://www.morahara.com/
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2012年07月22日 Posted byすもも at 00:00 │Comments(0) │読んだ本・・・心理学
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