しそ巻き~仙台~

宮城県から荷物が届きました

うちの家の梅干しは、宮城の友達のお母さんが漬けたのを、毎年食べてます
そして今日は入院中に同室だった人から『しそ巻き』が届きました
宮城の人なら誰でも知っている『しそ巻き』ですが、私は見るのも食べるのも初めてでした
入院中、なんか食欲がなくて「食べれない」といってた私を見て同室の人が「しそ巻き食べる?」とくれました
食欲の無かった私が、珍しくご飯が食べれて好きになったのですが、梅干を送ってくれる母にも「しそ巻き作って」というのですが「うちは県南で、しそ巻きは県北なんよ」と言われて、食べれませんでした
それで東京でも売っているから買ってみるんだけど、あんまり美味しくない??
なんでやろ?って思って、今日、聞いてみたら「売ってるのは油で炒めてるから、うちのは炒めてないんよ」とのこと。だから、市販のは脂っこくて嫌やったんや~と納得。
仙台で入院して「人って優しいな」って思いました
今日、荷物を送ってくれた人も入院中も退院してからも、まるで母のように私を心配してくれます
私の母は私が頼まなければ何か送ってくれるような人ではないので
お米の入った重たい荷物を開けながら、ポロポロ泣いてしまいました
病気になって嫌なことばっかりじゃなかったなって思う瞬間です
本当に美味しい『しそ巻き』でした

追伸:
私には岩手にも宮城にも「母」と呼んでいた人たちがいました
不思議なくらい、みんな「がん患者」です
梅干を送ってくれる友達のお母さんも、しそ巻きも人も「がん患者」です
がんになる前に出会った人もいれば、出逢ってから罹患した人もいます
そのうち2人が、がんで亡くなりました・・・
大切な人を、がんで亡くすということのつらさを少しだけだけど感じています
2013年09月10日 Posted byすもも at 00:00 │Comments(0) │食事
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