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スティーブ・ジョブズ氏の膵臓がん
こちらは中川医師の抜粋になりますが、気になりました
<Dr.中川のがんから死生をみつめる>/91
ジョブズ氏の膵臓がん
そのアップル社の創始者であり、Macの生みの親でもあるスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)が膵臓(すいぞう)がんのため療養に入りました。04年にがん切除手術、09年には肝臓移植のため休養しており、これで3度目の療養となります。
膵臓がんは、手ごわいがんの代名詞です。がん全体の治癒率は5割を超えており、がんは「不治の病」ではなくなっていますが、膵臓がんは、完治する人がほとんどいないのが現状です。全体でみると、平均して1年ほどで亡くなっています。残念ですが、この20年間、治癒率はほとんど改善していません。
実は、膵臓のがんは一つの病気ではありません。20近くのさまざまなタイプの腫瘍が「膵臓がん」としてひとくくりにされています。そして、その腫瘍ごとに治療法も治癒率も異なります。
膵臓には、膵液という消化液を作る外分泌機能と、さまざまなホルモンをつくる内分泌機能があります。膵臓のがんの大部分は、膵液の通り道である膵管から発生しますが、この「普通の」膵臓がんが非常に難治性なのです。
一方、ホルモンをつくるランゲルハンス島細胞から発生するのが内分泌腫瘍で、膵臓のがん全体の2%程度と非常に珍しいものです。内分泌腫瘍にも、良性から悪性までさまざまなタイプがありますが、治癒率は一般的な膵臓がんと比べると、ぐっと良く、悪性のものでも、手術後の5年生存率は6~8割程度です。
ジョブズ氏の膵臓がんは、この悪性内分泌腫瘍で、がんが肝臓に多数転移したため、肝臓移植が行われたのだと思います。米メディアは、がん再発の可能性を報じていますが、その場合、分子標的薬(がんにかかわる遺伝子を狙い撃ちする薬)が有効とのデータもあります。今回も復活をとげてくれると信じています。(中川恵一・東京大付属病院准教授、緩和ケア診療部長)
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こちらはご存知の方も多いかも知れませんが「伝説のスピーチ」と呼ばれているものです
Apple創始者・スティーヴ・ジョブスの伝説のスピーチ(1)
Apple創始者・スティーヴ・ジョブスの伝説のスピーチ(2)
私はこのスピーチを聞いて涙が止まりませんでした
死を意識する事はマイナスな事ばかりではない。と思えたし・・・
このスピーチは、その人が置かれた状況によっても受け取り方はかわると思います
ただ、なぜこれが「伝説のスピーチ」と呼ばれるのか。は、わかります
がんは誰にでも訪れる可能性のある病気です
それは、彼であっても同じです
ただ、彼にはまだまだやりたい事があるような気がします
彼は、がんを告知された人として「後悔」のない人生を送っていると思います
でも「未練」は沢山あるような気がします
できれば、もう1度戻ってきて欲しいと思います
<Dr.中川のがんから死生をみつめる>/91
ジョブズ氏の膵臓がん
そのアップル社の創始者であり、Macの生みの親でもあるスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)が膵臓(すいぞう)がんのため療養に入りました。04年にがん切除手術、09年には肝臓移植のため休養しており、これで3度目の療養となります。
膵臓がんは、手ごわいがんの代名詞です。がん全体の治癒率は5割を超えており、がんは「不治の病」ではなくなっていますが、膵臓がんは、完治する人がほとんどいないのが現状です。全体でみると、平均して1年ほどで亡くなっています。残念ですが、この20年間、治癒率はほとんど改善していません。
実は、膵臓のがんは一つの病気ではありません。20近くのさまざまなタイプの腫瘍が「膵臓がん」としてひとくくりにされています。そして、その腫瘍ごとに治療法も治癒率も異なります。
膵臓には、膵液という消化液を作る外分泌機能と、さまざまなホルモンをつくる内分泌機能があります。膵臓のがんの大部分は、膵液の通り道である膵管から発生しますが、この「普通の」膵臓がんが非常に難治性なのです。
一方、ホルモンをつくるランゲルハンス島細胞から発生するのが内分泌腫瘍で、膵臓のがん全体の2%程度と非常に珍しいものです。内分泌腫瘍にも、良性から悪性までさまざまなタイプがありますが、治癒率は一般的な膵臓がんと比べると、ぐっと良く、悪性のものでも、手術後の5年生存率は6~8割程度です。
ジョブズ氏の膵臓がんは、この悪性内分泌腫瘍で、がんが肝臓に多数転移したため、肝臓移植が行われたのだと思います。米メディアは、がん再発の可能性を報じていますが、その場合、分子標的薬(がんにかかわる遺伝子を狙い撃ちする薬)が有効とのデータもあります。今回も復活をとげてくれると信じています。(中川恵一・東京大付属病院准教授、緩和ケア診療部長)
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こちらはご存知の方も多いかも知れませんが「伝説のスピーチ」と呼ばれているものです
Apple創始者・スティーヴ・ジョブスの伝説のスピーチ(1)
Apple創始者・スティーヴ・ジョブスの伝説のスピーチ(2)
私はこのスピーチを聞いて涙が止まりませんでした
死を意識する事はマイナスな事ばかりではない。と思えたし・・・
このスピーチは、その人が置かれた状況によっても受け取り方はかわると思います
ただ、なぜこれが「伝説のスピーチ」と呼ばれるのか。は、わかります
がんは誰にでも訪れる可能性のある病気です
それは、彼であっても同じです
ただ、彼にはまだまだやりたい事があるような気がします
彼は、がんを告知された人として「後悔」のない人生を送っていると思います
でも「未練」は沢山あるような気がします
できれば、もう1度戻ってきて欲しいと思います