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気質と性格

どうやら私は「明るい人」だと思われているようです
確かに自分自身で選んだ性格なので、正しいと思います
ただ、気質の部分ではどうなのだろう?と思っています
小学3年生の時に、家庭訪問で先生が「すももさんは、クラスでほとんど誰とも話していないようなので、仲のいいお友達はいますか?」と聞いてくれて、お母さんが「Mちゃん」と言うと、先生が「来年のクラス替えでMちゃんと一緒にしてあげます」と言ってくれたそうです。
お母さんからそれを聞いた私はとっても嬉しかった記憶があります
そして小学4年生になった私は、毎日毎日、1日中学校でも行きも帰りでもMちゃんと一緒にいました
ほとんどがMちゃんと過ごしていた私は、ある日、Mちゃんが他の子に「すももちゃんが、ずっと一緒だからしんどい」と話しているのを聞きました。ずっとずっと「お友達でいてくれる」と思っていたし、自分はMちゃんが好きだったから小学4年生の私は悲しくて悲しくて仕方がなかった
でも、5年生になる時に「これからは、みんなと仲良くなれるようになろう」って思った
それからの私は毎日が地獄のような苦しみでした
ちょっとクラスメートと話をするだけで、緊張して泣き出してしまうし、授業中に発表するなんてもってのほかだった私が、毎日毎日、一生懸命に話をしていました
それも泣きながら・・・
今考えたら、よくクラスメートが受け入れてくれたなって思います
きっと、すぐに泣き出してしまう私は不思議だった気がします
ただ、それまでマンモス校だった小学校から新設された2クラスしかない小さな学校に異動する事になったりして自分のことをあまり知らなかった人たちと一緒になったことも幸いだったのかもと思います
そして、2年間同じクラスメートで泣き通していた私は中学生になった時に、また別れた元の学校のクラスメートと一緒になりました。その時に3年生の時に同じクラスだったHちゃんと一緒になりました
Hちゃんが私を見て「もしかして、すももちゃん?本当に、あのすももちゃんなの?」と言いました
明るくなったねと言われて、よかったと思って嬉しかった
私がよく、このブログで「人は変わることができる」「受け入れることができる」というのは、そういう自分や私を受け入れてくれたクラスメートがいたからです
気質は生まれ持ったものだと思います
でも、性格は手に入れられると思っています
「こういう自分になりたい」と思えば、そうなれると思っています
小学4年生、たった10歳の子どもでも頑張れたものが大人にできない訳が無いと思う
今は派遣という仕事柄、色々な場所で働いている私は色んな人と接しています
基本的には人見知りなので「明るく・明るく」と思って平気なふりをしていますが、心の中では、かなりドキドキです
今回の会社でも若旦那にやっと慣れてきて、ほっとしていたら若旦那から別の人に変わって、若旦那の時は私の席にくることがあまりなかったので気にならなかったのですが、新しい担当の人はすごく明るいし、いい人で親切に「これね~~」と席にきて教えてくれました
ものすごくいい人なのに申し訳ないけれど、実は、それがとってもしんどかった・・・
人にはパーソナルスペースというものがあると思うのですが、どうやらその距離感が近い人のようでとっても親切なのに、ある日、朝からずっと図面の事を聞いていた時に2時くらいに発作のように肋間神経痛が起きてしまった・・・病気になったあたりから、強いストレスがあると度々なっているのですが、ここしばらくはなかった現象が起きました
「これは・・・・あかんかも・・・」と思った
でも、すぐに治まる発作なので、心配かけれないし、明るく普通にしなきゃと思って、痛いし呼吸もそこそこだけど必死に耐えていました。その時に、確かに彼はとってもいい人だし、仕事もやりやすいけど私とはパーソナルスペースが違うんだなって思ったのと、まだその距離感ではなかったのだと思った
これも人それぞれなんだろうけど、自分からのスペースは近くても平気だったりするけれど相手から来られた時のスペースは変わるように思います
そして気質の部分を変えることは、性格よりもはるかに難しいんだろうな・・・って思っています
『ふまれても ふまれても咲く たんぽぽの笑顔かな』
小学校の卒業式の時に担任の先生が私にと作ってくれました
きっと先生は私のことをちゃんと見ていてくれたんだろうなって思います