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Posted by たまりば運営事務局 at

がんと友達

がんを告知された時に、私よりも少し前に乳がんに罹患していた高校時代の友人に電話をしました

私としては、彼女も若くして癌になっていたから、きっと私の気持ちがわかってくれると思った
でも、実際は全く違いました

彼女は「そんなのクヨクヨ悩んでいても仕方が無いんだから、うちの子の発表会のドレスを縫って」と言われました。私としては、そういえば彼女がその子を産んだ時にも「お宮参り」の洋服を作ってあげていたので、まあ、気晴らしになるし、いいかなって縫いました

送った後、彼女からはお礼の品が届いただけで、それを着た写真もなければ、どうだったかも連絡なしでした。そういえば彼女って「お宮参り」の時も同じだったなって思った

でも、彼女は出産の後で乳がんが見つかったので、それどころでもなかったんだろうなって思ったので
それ以上は何も聞かなかったんですが、もしかしたらそれが彼女の性格だったのかなって・・・

彼女が告知された時、夜中に泣きながら電話をしてきて「話を聞いて」と言っていたけれど
私がたった1度、どうしても不安で電話をしたら「こんな夜中に」と言われて切られました・・・

がんのピアサポーターを考えるときに、ふとその事を思い出しました

ただ「がん患者」だからいいというものではないと思います

以前、名古屋のミーネットでピアサポーターの見学をさせていただいた時にピアサポーターをされている方が、相談に来られた患者さんの治療方法について真剣に悩んでいました

早期のがんだと手術も放射線も抗がん剤も、ほとんど同じくらいの成果があるものがあります

実際に治療方法を選ぶのは患者さん自身ですが「年齢」「仕事」「後遺症」なども含めて、
その方が「悔いのないように」と悩まれていました

ピアサポーターって、自分のつらさと同じくらいの重さで相手のつらさを受け止めないと
いけない気がしました

難しいけれど、それがピアとして一番なことなのかな?って思った私でした
  
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  • 2012年10月03日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)がんとこころ