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Posted by たまりば運営事務局 at

外来の医師

3年目のCT検査の後、放射線科と婦人科の診察がありました

放射線科は、前回と同じ先生でしたが、婦人科はまったく始めての先生でした
誰だろ、この人icon_maro07と思ったけれど、自己紹介も無く(基本的にうちの病院の先生は始めての時、名札を見せてくれます)
ちょっと、嫌だわと思ったけれど。。。まあ、いいか。と思い前日の検査の結果を聞いてました

ひとまず検査の結果を聞いて、問題がないようなので次の外来は6ヶ月後でいいですと言われました

いつもの先生たちだと「質問があります」というと「いいですよ」って言ってくれるのですが
今回は、ちょっとこちらも身構えた感じになってしまいました
でも、とりあえず今回聞いてみたかった「子宮頸がんの検査について」聞いてみました

詳しい記事はこちらから・・・
原因ウイルス検査導入へ=子宮頸がん:http://miyabimari.tamaliver.jp/e317802.html

先生には、患者同士で話してみると「あの検査をして、もしも自分がハイリスクって知ったら嫌だな」って話していて、ハイリスク=がん。ではないけれど、そう診断されることで「自分はがんになる」という知識だけが植え付けられたら、今のように腫瘍精神科医やカウンセラーのほとんどいない現状では、患者はただ不安な気持ちになるだけなのではないかなって思ったんですが、と伝えました

それでなくても、自分の家族をがんで亡くした人などは不安な気持ちのままでいなくてはいけないのかな?と思ったし・・・

でも、その先生の返事は「ここは大学病院だから」というのと「上からの指示が無いので現場がどう対応するのかはわからない」というそっけないものでした
確かにそうだなって思った。でも、なんだろう、今まで私があの病院で接した医師とは違う違和感を感じた
そして、大学病院の婦人科という第一線にいる人のはずなのにそのニュースすら知らないというのに驚きました
で、この1ヶ月ずっと悩んでいました

ブログに「今回の外来の先生は、嫌な人だった」と書くのはできます
でも、それなら何の解決にもならないし、ただの悪口やんってことになってしまいます
それは、できるだけやりたくないって思っています(といっても、悪口も書いてますが。。。ふふふっ)

この違和感、でもどこかで味わったなって思った
そして、告知からの自分のブログを読んでいました
確かにK大学病院の先生もむかついたけど、でもちょっと違うな?って思った

う~~ん、う~~~ん、と悩んで「寝るか」と布団に入ってしばらくしてから「あっ」って思った

そっか~~~~icon_maro04とわかった

入院中にやった学生さんとのロールプレイングの後の違和感と同じだったんだって思った
放射線治療で入院中にまだインターンにもなっていない生徒さんが先生に連れられて何名かやってきて、ロールプレイングをやりました
私は患者役で、生徒さんが医師役で2人で部屋の中に閉じ込められてました(笑)

普通の診察室の風景って感じの設定なのですが、当然ですが生徒さんなので話もおぼつかなくて、しかも東京から仙台まで来て入院している私に驚きもなく「ああ、そうですか」くらいの反応で「おいおい、そこはつっこまないと」とココロの中で1人つっこみしてました

終わってから、大学の先生が私に「どうだった?」と聞くので「ほとんど何も話さないで終わりました」と報告しました。先生にしてみたらつっこみどころ満載の患者さんを用意したはずなのに、3分診療みたいなものだったので「えええ~~なぜ、あなたが短いの~~face08」と驚いていました

その後、私はせっかくなのでレポートとして問題点を書いて先生に渡しました
きっと彼は落ち込んだんじゃないのかな~と思ったけれど、それも医師を目指すなら当たり前のことだと思ったし、第一、最初っからできるなんてありえないしと思って思ったことを正直に書きました

その時に書いた言葉が『病気は診ていても患者を見ていない』でした

今回の先生に対して感じたのもそれでした

確かに大学病院という特徴を考えれば、先生の言葉は正しいと思います
少なくとも間違えてはいないです

でも、あなたの言葉はどこにあるんですか?って思った
毎日毎日、患者さんと接している医師としての言葉は、どれですか?って思った

患者さんって、ちゃんと見てるんですicon_maro07
  
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  • 2012年10月10日 Posted by すもも at 00:00Comments(2)がんとこころ