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遺伝性がんの予防

以前、遺伝性のがんについて書きました

欧米では、遺伝性がんの方は例えば乳がんであれば、乳房を全摘手術をして
シリコンを入れて再建手術をするという方法をしている方もいます

これは、少し前までは欧米でも「なぜ、何の問題もない乳房にメスを入れるのか?」と
賛否が分かれていましたが、今は予防医学という観点から受ける方が多いそうです

この場合、医学的な部分は私はいえませんが自分だったらどうだろう?と考えました

私は乳がんではないし、子供もいないので私がどうこういうのは違うのかもしれませんが
自分だったらどうするのかな?
ただ年齢が若くして、自分が母親を乳がんで亡くしていたら
そして、自分が遺伝性のがんであるとわかっていたらどうするんだろう?
そして、もしも自分に子供がいて自分の年齢が母親の亡くなった年齢に近くなっていったら?
そう考えるともしも、自分が子供たちを残して亡くなるのかもって考えたら?
果たして私はどうするんだろう・・・って思いました

もしかしたら、私もがんになる前に手術しているのかも知れないって思った
これは「もしも」だし、今の日本では予防医学で乳房全摘というのはできないと思います

でも、いずれ日本もそうなるのかもしれません

遺伝性のがんは検査でわかるそうです
ただ、それがわかった時にやはり心のケアが必要になっていくのではないでしょうか?
『がんになります』ではなく『がんになる確率が高いです』であっても
やはり不安な事にはかわらないものだと思います
ましてそれが肉親をがんで亡くしている家族の方なら尚更だと思います

今は、色々な事がわかってきています
医学が進んできているのも事実ですが、それだけでは助けてあげれないものもあるような気がします

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遺伝性乳がん検査の説明体制、7割の医療機関「なし」

乳がんの5~10%を占める遺伝性乳がんの検査を行うとしている医療機関のうち、
カウンセリング体制を整えていない施設が7割以上あることが、読売新聞の調査でわかった。

遺伝性乳がんは50%の確率で遺伝する。近年、原因遺伝子が特定され血液検査でわかるようになったが、
専門家による適切な告知や説明がないと、受診者をいたずらに不安に陥れる恐れが大きい。
日本人類遺伝学会などは、生涯変わらず血縁者にも影響が及ぶ遺伝情報を調べる場合、
専門家によるカウンセリングを行うよう指針で定めている。

読売新聞が5~6月、全国の主な医療機関約1400施設に行ったがんアンケートで、
日本乳癌(がん)学会の認定・関連施設を中心に168施設が「自施設を窓口として、
遺伝性乳がんの遺伝子検査を受けることが可能」と答えた。
このうち、遺伝カウンセリング体制を整備していると答えたのは43施設(26%)だった。
「検査は外注でできるはずだが、カウンセリングをする余裕はない」(関東の大学病院)などを
理由としている。

日本乳癌学会の遺伝性乳がんに関する研究班長、中村清吾・昭和大教授は「検査の予防効果について
検証し、カウンセリング体制も含めた治療指針を策定したい」と話す。
(2010年8月29日 読売新聞)

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私も含めて、私の「がん友」さんは、みんな自分の体を切って何かをなくしています
そういう人間にとって、健康な体を傷つけるような行為は、やはり理解できないです

でも、この事を聞いたら「もし自分に娘がいたら遺伝子検査は受けさせるかも」と言いました

だれもやはり自分の大切な人が傷ついたりするのは嫌なんだと思います

そしてどんなに医学が進んだからと言って「がん」を理解するのはまだまだ難しいと思います
遺伝子検査や予防医学だけでなく、医療現場はもっと、心のケアを大切にして欲しいなって思っています  
タグ :遺伝性がん
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  • 2010年11月16日 Posted by すもも at 00:00Comments(2)がん情報