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緩和ケアを知っていますか?

『緩和ケアを知っていますか?』と言われて知っている人はどれくらいいますか?

私は、自分ががん患者になるまで「緩和ケア」というものは知りませんでした
そして、ホスピスと言われても、ずっとずっと先の事だと思っていましたが
実際に自分が病気になると「もしも」と思って調べてみました

その後、病院で「緩和ケアを知っていますか~がんとつらくなく向き合っていくために~」と
いう小冊子を見つけました



「あの病院に入ったら死んでしまうのよね」と言われている病院がありました
よくよく調べてみたら、その病院には「ホスピスケア」「緩和ケア」がありました
でも、その時に思ったのは、今の病院はほとんどが死ぬためにあるとも言えると思います
ほとんどの人は、自宅ではなく病院で最期を迎えています

がん拠点病院や大学病院のように手術で救える患者や治療できる患者を積極的に受け入れしている
病院は別ですが、ほとんどの方はそれ以外の病院で亡くなっているのではないでしょうか?
それならやはり「病院は生きて帰れる場所」だけではなく「死にに行く場所」だとも言えます

私の友人のお母さんが医師から緩和ケアを進められた時に進められた病院の医師から
「緩和ケアなので積極的治療は行いません」「余命6ヶ月以内でないと入れません」
「患者本人に、その事をきちんと伝えてください」と言われました
これは今年の1月の話です。今でも医療現場の実態はこうなんだと思います

ただ、今では緩和ケアは手術後の痛みを取るなどでも積極的に介入していくようです
そして、余命半年というのも排除されているはずです

ずっとずっと先のもの。ではなく緩和ケアというものがあると知っていて欲しいと思います
今では在宅看護の方も緩和ケアを受けれたりするそうです
知らないよりは知っているほうが選択肢が増えると思ってください

緩和ケアを知ってもらうために「オレンジバルーンプロジェクト」というものがあります



がんになると、さまざまな苦痛(痛み、吐き気、倦怠感、食欲不振、腹部のはりなど)が出現しますが、
多くの患者さんは症状を我慢して、がんの治療だけを行おうとします。
患者さんは、「痛みのことで医師を煩わせて治療が遅れるようなことがあってはならない」とか
「痛みを取ってもがんが良くなるわけではないから、我慢できるなら我慢しよう」と考える傾向があります。
これまで、医師たちも治療に専念するあまり、痛みを緩和することに目が向いていなかったので、
日本では「緩和ケア(痛みなどの苦痛を緩和するための医療とケア)」の普及が外国に比べて遅れてしまいました。
緩和ケアは、がんの治療を阻害するどころか、むしろ、より快適な状態で治療を受けることができるので、
実は生存期間も長くなるということをご存じでしょうか。
また、医療用麻薬はいろいろな工夫がされており、慢性的な痛みをもった患者さんでは特殊な脳内物質の
働きがあって、中毒にはならないことがわかっています。
安心して国民の皆さんに緩和ケアを受けていただくために、私たちは、オレンジの風船を目印にして、
緩和ケアの正しい知識を広める「オレンジバルーンプロジェクト」を立ち上げることにしました。

緩和ケアネット:http://www.kanwacare.net/  
タグ :緩和ケア
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  • 2010年11月23日 Posted by すもも at 00:00Comments(0)読んだ本・・・がん